TO文庫<br> 殺人鬼教室BAD

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TO文庫
殺人鬼教室BAD

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  • サイズ 文庫判/ページ数 340p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784864721448
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「昔の刑罰の実験をします」今日の授業はトオルがモルモットになる電気椅子での処刑実験だ。電流が流された裸体は痙攣し、ほどなく死の硬直が始まる。生徒たちはいっせいに拍手を始めた。とある都市にあるディア学園とソロブ大学では「死ぬことは最高の快楽である」と教えられ、誰もが乱交や拷問、殺戮に明け暮れている。そんな中「世界の秘密」を知りたいと冒険に出た者はいったい何を目撃したのか―。謎と邪悪に溢れたインモラル・ホラー。

著者等紹介

倉阪鬼一郎[クラサカキイチロウ]
1960年、三重県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。87年、短篇集『地底の鰐、天上の蛇』(幻想文学会出版局)でデビュー。98年より専業作家となり、ホラー、ミステリー、時代小説など、約百冊の多彩な作品を精力的に発表。俳句や翻訳なども幅広く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむー

45
ん~む、ホラー感はまるでなし。強いて言うならインモラルなエログロ。『もっとがんばりましょう』。殺人や淫行こそが正しい行いというモラルの逆転した世界、主人公ユキは神の不定形領域である世界の果てを目指す、その旅の結末で知る世界の真実とは。エログロ山盛りなのにそれが当たり前の景色として描かれているので単なる背景画になってしまって薄味。明かされる世界の真実は興味深いのだが、クライマックスは神とか愛とか観念的な世界感でオナカいっぱいです。強烈になるはずの設定なのに強烈さが見られないとても残念な作品でした。2014/11/26

みや

44
殺人とセックスが推奨される新世界で世界の秘密を探るインモラルホラー。電気椅子の処刑を実地学習する授業、乱交や拷問に明け暮れる学園、ロージンや最下層の人間を殺戮するノルマなど、ポップなエログロに歓喜が止まらない。七人連続処刑は特に滾った。ストーリーと設定も面白く、狂ったディストピアの世界観は快活な背徳に満ち溢れて素晴らしい。謎に満ちたSF設定は終盤で一応説明されるものの、個人的には頭を空っぽにして気軽にエログロを摂取する方が楽しかった。ライトな文体が退廃した少年少女たちに非常に合っている。爽やかにゲスい。2019/08/21

た〜

21
ただの悪趣味なバイオレンスエログロ。但し、エロイことをやっているよー、グロいことやって―るよ―、バイオレンスですよ―、というだけでなにも深みはない。なにか面白みのある結末に期待していたがそれもないまま終了2014/12/04

巨峰

21
バトルロワイヤルの近未来版というべきか。ネタトキ部分はもう一つだけど、そこにいくまでが結構楽しい。だけど、もう少し綿密に描写してくれたら、もっと萌えるんだけどなぁーw2013/06/17

MINA

17
「死ぬことは最高の快楽です」という謳い文句通りのポップな拷問・殺戮・乱交が繰り広げられ、それが絶妙に読んでて吐き気を催したり抵抗感を覚える類いの生々しさは無く気軽に楽しめるギリギリの感じ。作者曰く“近未来SFミステリホラー”ということらしいが、特に怖さは感じなかったが普通に面白かった。「世界の秘密を知る」冒険には唆られる。後半になるにつれ、難易度が…特に話の合間に挿入される《BAD》の内容がまるで解らないぞ。そして真相。とりあえず、「BAD」が視聴率100%って…狂気が入れ子構造になってるようで笑える。2020/09/08

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