内容説明
絶対服従を誓った守護者・シャルティアがまさかの反逆。アインズが冒険者として、エ・ランテルに潜入する裏で、守護者たちに一体、何が起きていたのか?最強守護者相手に、死霊系統魔法が一切無効化されるアインズの戦略は!?決戦の火蓋が、いま切って落とされる…。瞬きも許されない死闘を刮目せよ。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
セウテス
79
【オーバーロード異世界転移シリーズ】第3弾。今回は、ナザリック階層守護者ヴァンパイアのシャルティアがメイン。前半は、野盗の洞窟を攻略し、俺最強!と思い込んでる奴を、アッサリと払い除ける気持ち良さはそのまま。その後何故だか精神支配を受けてしまい、後半は精神支配から救おうとする、アインズとの一騎討ちが大迫力で描かれる。これぞRPGの醍醐味、一進一退の攻防がアッという間にページを進める。偶然なのか、大いなる意思が其処に在るのか、不穏な気配が気になるのだが真相は掴めない。シャルティアの花魁言葉が、気にかかりんす。2022/10/04
へいほー
51
バトルがすごかったですが、個人的にはアインズの内面に興味が行きましたね。みずしらずの土地に放り込まれて、友人たちの分身であるNPCによりどころを見出していく。彼らとの関係性の中でアインズ=鈴木悟がどう変化するかもたのしみです。2015/09/10
Yobata
49
情報収集に当たらせていたトゥルー・ヴァンパイアのシャルティアが反逆し、ナザリックに激震が走る。アインズに牙を剝いたとして他の階層主はシャルティアの断罪を訴えるもアインズが取った選択とは…?vsシャルティア回。単に異世界無双だけでなく同等レベルとも激しい戦闘をするメリハリがいいね。しかもそれが内乱,反逆と出鼻から超過激だねw真祖の吸血鬼シャルティアはナザリック内ではアルベドと正妻争いをするちょっと過激な女だと思ったら、戦闘で見せる真の姿はかなりぶっ飛んでたね。餌食となったブレインは可哀想だったね…。→2016/01/03
とら
45
こういう描き方が出来るからこの作品は堪らない。視点を他のキャラに切り替えていくのだ。しかも今巻の場合は、最初の方はアインズ様すら出てこない。未知の世界をもの凄い勢いで駆け上がっていく感じが、最高である。「英雄」を目指す!と言って、周りがすぐに「英雄」だ…みたいに囃し立てていたのはなんだか少しあざとさを感じた(笑)が、とてつもないことには間違いは無い。このとてつもなさも、筋道を立てて説明してくれるから、余計にとてつもなく感じれる。正に圧倒的。シャルティアはラスボス級だと思ったが…これでもまだ違うんだね(笑)2014/01/18
花揶〓書店員
40
守護者の中でも絶大な力を誇るシャルティアが反旗を翻し、アインズは配下を守る統治者として、そしてかつての仲間達により生を宿す愛し子達の為に一騎打ちを決意する。言わずもがな、見所は二人の熾烈な攻防戦。武技、魔法、アイテム等々を操り、オーバーロードにおいてこれ迄に無い言語に絶する激闘が繰り広げられるものの、描写が今一つである。然るべき抑揚や張り詰めた臨場感、緊迫感が不足している為、超弩級の力であろう二人の力量が位階魔法の数的優位でしか実感出来ない点が惜しまれる。が、骸骨無双の武功が他者視点でよく分かり概ね満足。2016/03/27