- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > ファミ通文庫
内容説明
隠されていたディーの紋章魔法により辛くも危機を脱したヴァレリアたち一行は、ユールローグの手の者を追いハイデロータの都・オーリヤックへ向かう。一方、国王の命を受けたイサークも今回の内紛に乗り出していくことに。ハイデロータとの関係を優位に進めるため、イサークとともに仲裁役としてユールローグへ向かったヴァレリアたち一行だが、そこにはディーと死闘を繰り広げたあの少女の姿が…!“神巫”の誇りを懸けた戦いが、いま幕を開ける。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
42
ハイデロータ編後編。国王の命を受けたイサークも今回の内紛に乗り出し、ヴァレリアたちもユールローグと戦うことに。登場人物はできるだけ最小限に絞ったのだろうは思いますが、三国が絡むとどうしても数が多くなりますね。今回はハイデロータとユールローグ、ディーとヴァレリアと三者三様の神巫とそのコンビのあり方の対比が興味深かったです(あと癒しの存在プジョール猊下w)。国と国の駆け引きも出てきて物語の舞台も広がっていく中、調停のため敵陣に乗り込んだり、論功行賞でガチャピンクを最も評価した皇太子は色々な意味で流石でした。 2014/10/14
KEI
15
購入。5巻発売には間に合わず。相変わら面白いな。成る程納得。戦記モノの醍醐味と言ったら軍対軍の戦争もあるが、なんと言っても国家間交渉だったな。今回は非公式ながらだったが、今作始まって初の舌戦。飄々としており爪を隠していたイサークも、流石に古兵相手は難しかったか。それでも情報はちゃっかり奪っていくのだから、その辺は抜け目が無い。憎めないな。ヴァレリアも着実に成長しており、戦うことへの決意も新たにした。そして待望の初のディミタールを愛称で呼ぶ。しかし、そこに触れないのがまた嬉野さんの上手いところ。続きはコメ。2013/03/09
ナカショー
13
ハイデロータ編後編。前回同様ヴァレリアが頑張ってた印象。個人的にはもっとカリンが出て欲しかったです。次は短編集ということなのでそちらも楽しみです。2015/08/24
シュエパイ
13
ガチャピンク、新武装・傘を背にさし空を舞う・・・!(笑)なんだかいつになく縦横無尽に疾走したり、不寝番で眠り込んだり、敵の一群を吹き飛ばしたりと大活躍なガチャピンクで満足でしたよ♪たしかに論功行賞ものだ。 野性児エルザな倪下は、たぶん生きてるんだろうなぁ・・・2012/11/30
ノイス
11
ハイデロータとユールローグの武力衝突への介入がメインの巻だが、個人的には遂にベッチーナが戦闘に本格的に参加したことの方が記憶に大きい。魔動剣ならぬ魔動傘・チョルルカを(他人をして)駆使せしめ、戦場を力任せに駆け巡る。大分落ち着いてきたヴァレリア・ディミタールのコンビも気になるけれども、ベッチーナの活躍も若干楽しみ。2014/09/18