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内容説明
セリバ・ビラノバの件のねぎらいのため、国王ジェフレン一一世より王宮に招かれたヴァレリアとカリン。その最中、同盟国ハイデロータから、新たに神巫として着任した彼女たちを正式に披露するよう催促の書状が届けられる。アーマッドを目の敵に軍拡を推し進める相手の目論見を察しながらも、あえて二人を差し向けることにする国王とオルヴィエト。イサーク率いる“封印騎士団”も共にした、この外遊の背後に潜む陰謀とは!?混迷へ向かうシリーズ第3巻。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
40
今度は同盟国ハイデロータに向かうことになったヴァレリアたち。新たにハイデロータの神巫が登場しましたが、国によって考え方も違い、その位置づけが大分違うのは興味深かったです。まだ相変わらずな面もあったヴァレリアも訪問先のことを事前に調べたり、我を通すのではなくディーの意見を尊重したり、徐々に変わり始めていますね。ディーのヴァレリア評はきちんと評価すべきところを評価していて、口は悪くてもきちんと見ているんだなと思いました。ディーを名前で呼んだり、巻を重ねるたびにいいコンビになってきている二人の今後が楽しみです。2014/10/10
ナカショー
16
相変わらずヴァレリアは天然なところを見せていたけど、ディーに言われたことをやっているあたり、成長しているなと感じられて良かったです。今回新たに出た神巫のクロチルドとマレーナ。マレーナの方はなんだかベッチーナに似ているなというのを感じましたwクロチルドは最初はとっつきにくい性格しているなと思ったけど、後半は表情が見え隠れして親しみを持てたので良かったです。3巻は上下巻の上にあたる部分なので4巻が楽しみです。2015/08/23
KEI
11
購入。嬉野さんは相変わらず安定。相変わらずカラー口絵で人がドンドン増えて行く。今回はライバル国へと外遊。軍国『ハイデロータ』に咲く鋼鉄の白薔薇ことクロチルドさんが美人すぎて生きるのが辛い。こういう無能な上司に困る有能な美人にピンポイントで惹かれるわ。かと言って上を悪く言わず、黙々と職務を全うするあたりがいいんだよ。しかし、本格的な活躍は次回までおあずけのようで、残念。しかし、なんて露出の激しい服なんだこれ。3巻になって初めて冷静になってツッコんでしまった。次巻にも期待大。2012/11/18
ちゃか
10
1、2巻であらかた状況説明は終わったから、とこれからは色々と動きがあるお話になっていくようです。他国に神巫の披露に行くことになったヴァレリアとカリン。その裏には様々な陰謀があって。まぁ、主人公たちが、情勢が不安な国に行って何も起こらないはずはなく。敵国側の問題に巻き込まれ、しかし、神巫が何もできずに撤退したなどと言わせぬため、また国益のため首を突っ込んでいく、と。上巻といった風情で、続きどうなるのかすごく気になります……。2012/08/30
F.key
9
口絵でディーがデレた!と思ったけどそんなことはまるでなかった。ですよねー。知ってた。そしてまだまだ隠し玉を持ってそうな感じのディミタール。イサークとルキウスの裏でのやりとり共々読んでて何とも楽しいです。我らがヴァレリア猊下はちょっと予習したりと僅かながら成長が窺えるのが微笑ましい。まぁでも弄られてナンボなところも否定できないが(笑)最後に挿絵のプジョール猊下、まったく太ってるように見えないじゃないですかー。むしろカワイイじゃないですか、やだー。2013/06/15