内容説明
典子が病院で目が覚めると、そこには彼女を心配そうに見守る青年医師・篠田誠志郎の姿があった。恥ずかしそうな笑顔を見せる誠志郎に、好感を持っていく典子。だが、彼の口から、衝撃の事実が伝えられる。事故に遭った典子は身体を失い、“脳”だけの小さな黒い箱になってしまったのだと―!?「普通の女の子じゃなくても、好きになってくれますか…?」二人の箱式恋愛ストーリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
miroku
16
所々舌足らずな部分を感じる。芝村裕氏らしく、どこか一筋縄では行かぬものはあるが・・・。2015/03/17
彩灯尋
14
開幕ヒロインが事故に合い、無事だった脳みそを箱に入れて意識を箱に持たせることに成功させるというかなんというか…この表紙の黒い箱がヒロインというなんとも斬新すぎる作品。イラストはとても好きだけどいまいち感情をどう移入させて良いのかよくわからなかった。こっちが原作だと思ってたけど漫画のほうが原作だったのね。2024/04/14
椛
7
箱が恋するってどういうことだ!?(゚▽゚;)と思って小説版のこちらを購入。思ってたよりも心情描写がしっかり描かれていました。典子の健気でかわいかったです!(*´∇`*)誠志郎と典子のやりとりはおもしろかったw誠志郎と彼の古い友人とのやりとりもおもしろかったw誠志郎はその友人のことがほんと好きなんだなーって思いましたw義兄とまつりさんの恋の話もよかったです!続きが出たら読んでみたい!(≧∇≦)漫画も買ってみようかな。金髪の少年が気になる(笑)2013/02/12
莉芳
6
先に読んだ漫画は1巻のみなので、漫画では描かれてなかった設定が新鮮だった。というか、漫画ではもっと軽い印象だったけど、文章にすると心情がリアルで深い印象だった。暗い設定なのに典子と先生の会話に和みました。どちらも可愛い子で(笑)。そして先生が結婚していたことに吃驚。英吏の登場も極僅かで何か企んでいるみたいだし、ここも漫画ではなかったような。続きが読みたくなりました。2015/01/23
kanon
6
漫画を読んでだいぶたつのですが、しばらく置いていたのをふと見つけて。時系列的には話の前の方なので、ちょっと読みながら戻っていく感じでした。篠田気二男がいっぱいでてきてびっくりしましたが、おはなしの隙間を塗っていくような感じで、この時にはこうだったのかーと読んでて嬉しかったです。あまり気にしてませんでしたが、典子が目覚めた時の話とか、そう言えばそうとうショックなできごとだったはずなのに、結構するりと流れてしまっていたんだとこっち読んでから気づきました。この設定でラブコメになっていることが凄いなぁ。2014/11/29