ブルーベリー 黄金の銃弾と亡霊

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  • サイズ B5判/ページ数 164p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784047280939
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0979

内容説明

2012年3月に急逝したBDの巨匠・ジャン・ジロー=メビウス。日本ではメビウスの名で知られる彼が、本名のジャン・ジロー名義で40年以上の長きにわたり、描き続けてきた西部劇の大作『ブルーベリー』。シリーズの中でも最高のエピソードのひとつに挙げられる、「彷徨えるドイツ人の金鉱」「黄金の銃弾と亡霊」と、絶世の美女・パールとブルーベリーの逃避行を描いた「アリゾナ・ラヴ」を収録。日本語版特典・谷口ジロー、寺田克也によるコメント&イラスト。

目次

彷徨えるドイツ人の金鉱
黄金の銃弾と亡霊
アリゾナ・ラヴ

著者等紹介

シャルリエ,ジャン=ミシェル[シャルリエ,ジャンミシェル][Charlier,Jean‐Michel]
1924年、ベルギー生まれ。ジャーナリストとしての教育を受けたあと、1944年、作画家として雑誌『スピルー(Spirou)』と関わり始める。1946年、作画家のヴィクトール・ユビノンと出会い、『バック・ダニー(Buck Danny)』を『スピルー』誌に発表。それ以降は主にBD原作者として活躍。ベルギーを代表するBD原作者として知られている。1959年、雑誌『ピロット(Pilote)』の創刊に関わり、以降、この雑誌で精力的に作品を発表する

ジロー=メビウス,ジャン[ジローメビウス,ジャン][Giraud“Moebius”,Jean]
1938年、フランス生まれ。本名ジャン・ジロー。メビウスの筆名で広く知られる。1956年頃からさまざまな雑誌に作品を発表し始める。1961年、当時の人気作者ジジェのアシスタントとして『ジェリー・スプリング(Jerry Spring)』の執筆を手伝う。1963年、『ピロット』誌にシャルリエ原作で『ブルーベリー』の連載を開始し、人気を博す。1970年代半ばからはメビウス名義で描かれたSF作品にも注目が集まる。活躍の場はBDだけにとどまらず、『トロン』、『フィフス・エレメント』といった映画にも関わっている

原正人[ハラマサト]
1974年生まれ。学習院大学人文科学研究科フランス文学専攻博士前期課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イシザル

7
カット割の技術は日本の漫画が上だが、ポップアートの様なコマ。ポストモダン小説の様に読む台詞。自然や町と服装の色彩と、格好いいガンベルトが似合う総合的な色彩設計。過酷な砂漠。ニヒルな行動。リアルでファンタジーでエモーショナルな西部劇。2019/07/17

龍國竣/リュウゴク

2
著者の出世作。前期に描かれた前半は、コマ割りに不安定な所があるが、画としては既に完成されている。金塊を巡る西部劇。それに対して、後半からは整っており、より洗練されている印象を受ける。女性が登場することで柔らかさも出る。硬質な男のロマン。 2012/11/05

tree

0
もちろん全ページ緻密に描き込まれたアートは最大の魅力ではある。 しかし内容も十分面白い。 黒幕ラックナーの悪運の強さとしぶとさに目が離せない「黄金の銃弾と亡霊」、 愛の逃避行かとおもいきや…意外なオチの「アリゾナラブ」 ホドロフスキー原作のカルト色が強い作品にはない、作家ジャンジローの魅力が伝わってくる一冊。 ぜひ他の作品も翻訳して欲しいところ。2016/11/30

jdrtn640

0
比治山のまんが図書館にて。フィジカルというか視覚的には厳しいが、メビウスにしては、筋がわかりやすいので読みやすかった。2015/05/24

kasukade

0
めちゃくちゃ読むのが大変だった。だってコマ多いわ。無駄なコマもホントは多い。だけどあまりの画力に全て無駄にならないから困りもの。絵を読んでいくだけでも十分価値はあるが絵を楽しめない人にはオススメできない作品。値段も高い。でもこれがメビウスの画力!と堪能するにはうってつけ。物語もなかなか面白かった。けどくどいので読むとしんどい。2015/05/04

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