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内容説明
天才的な絵画の才能を持つ高校生の志波悠一郎。神経質かつ無愛想だが、美術に関することで感性が刺激されるととたんに感情のボルテージが上がり、情熱的になったり、怒ればヤクザが相手でも平気で怒鳴り散らすエキセントリックな性格の持ち主。おしとやかな態度とていねいな言葉遣い、まさに才色兼備なお嬢様の水無月沙羅。ところが対人関係における押しの強さは超一級で、両親が設立した美術コンサルタント会社の実質的トップに収まるほど。この二人が赴く先、今日も美術絡みの騒動の予感が!?
著者等紹介
沢上水也[サワガミミヤ]
東京都出身。ライトノベルを始め多方面に手を出しているなんでもライター・企画者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
舟華
6
美術がテーマのライトノベルを見つけたので読んでみた。設定自体は好きなので色々ともったいないと感じてしまった。なによりも沙羅の黒さっぷりが黒すぎて受け付けないし、最後まで正しい名前を呼ばないところがなんかもう歯がゆい!!こういうのって「ある程度の」が前提としていないと成り立たないんだなぁと再認識。何度も言うよ、設定は好きなの!!!ちなみにほんのちょっとだけ美術の勉強にはなる(笑)2020/10/07
イフ
2
ヒロインが悪女過ぎてやばい。なんとなく読みにくい文章で頭にうまく入ってこなかった印象2012/06/10
んがんぐ
1
KCG文庫なのと、このひどい表紙絵のせいで、ハズレ臭がプンプンしましたが、意外に面白かったです。中の挿絵も表紙絵ほどひどくなくまともでした。表紙絵と、情景説明の文がひどく読みにくいのだけが欠点でしょうか。書き直させれば、良い本になったと思います。編集仕事しろ。2014/11/13
寒上ぺそぎん
1
★★☆☆☆[2/5][電本] 開幕こそ『キラシャンドラ』の絵画版? と思わせたものの、他には特筆すべき事はなし。描き手の心をなぞる……という主人公の能力の設定は面白かったものの、結局のところ選択の余地なしに鼻面掴んで引きずり回されるだけの話に終始。作中で「わたくしの何をご覧になっていらっしゃったの!?」とあったシーンは作者的には山場だったのだろうが、こちらにしてみれば、肉体労働を人に押しつけて自分はコスプレして遊んでるのにお仕事、とは良いご身分ですね。とか、そういうツッコミしか思いつかずでNG作品でした。2013/05/20
無銘
1
美術業界ラノベ。題材についてしっかり下調べしてある感じで、既読のKCG文庫の中では一番良いデキ。しかしヒロインが全く好みではない。黒過ぎるのもあるが、何度訂正しても間違った名前でしつこく呼び続けるってキャラ付けが個人的には大嫌いなので。2012/12/11