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内容説明
「何かに熱中するのは、そんなに素晴らしいことなのか?」天栗浜高校一年の水川徹紀は気楽な監査委員。特に「階段部」なんて連中は最も理解不能な人種だった。しかしひょんなことから部費の不正流用の調査を押し付けられ、“相方”に指名された「星の女神様」上原莉梨子に引っ張りまわされることに。こんな探偵の真似事、適当にやればいい。最初はそう思っていた。しかし各部の調査を進めるうちに彼の心はざわつき始める―。ビバ青春の無駄足、再び。シリーズ初の外伝。
著者等紹介
櫂末高彰[カイマタカアキ]
第7回えんため大賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
humbert_2
4
物事に参加出来ない女の子と、日々を怠惰に過ごそうとする少年の二人が、学校の熱意溢れるサークルに感化され、成長していく話。「学校の階段」の外伝として出ているが、舞台が同じなだけで階段部や前作の登場人物は話でしか出てこず、ほぼ別の話という認識。ただ、謎のことに全力を燃やす青春を登場人物達が過ごしてるのは変わらなかった。相変わらずいい舞台。続くらしいけどこれから階段部の面々と交流はあるのか、楽しみ。2012/05/26
tegege
2
階段シリーズのゲーム体育会なカタルシスとは無縁。普通の青春小説になっていた。その頭の切り替えせねば、楽しめない。単に階段キャラの登場を待ってページめくるだけになってしまう。2012/05/05
tukoteku
2
甘福あまね先生の絵が結構変わってる。名作再び!これは読み返したくなる、何やら胸に熱いものがこみ上げてくるぜ。2012/04/11
葛野桂馬@時津風@ハスター
2
本編が終わり、短編集が終わり、もう終わったかぁと思っていたところへ出てきた外伝。本編ではあまり出てきた印象のない「星の女神さま」大活躍(?)の一冊。ただ、舞台が同じというだけで、あまり『階段部』が係わってこなかったのが寂しいかな。外伝ではあっても、飽くまで『学校の階段』シリーズとして、階段部には頑張って欲しい。2012/04/04
ハヤテ・しっぷうエクストリーム
2
大好きだった学校の階段の新作と聞いて、読まずにはいられませんでした。読む前は、神庭達が2年生になってからの話かと思ってたけど、あのころ、背景ではこんなストーリーがあったのかと、楽しんで読んでました。階段部の面々はほとんど出てこなかったけど、本編のサブキャラたちが活躍してて、なんだか懐かしかったです。続くのは予想外だったので、今後が楽しみです。できれば、井筒妹の話が読みたいなぁなんて…w2012/04/03