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内容説明
“人魔戦争”によって故郷・テムザと父・ヘルメスを失ったクリティア族のジュディスは、バウルと共に父の名誉のため、彼が生み出した新型魔導器をひとつ残らず破壊することを決意する。それから五年…ジュディスは、“竜使い”として世間に知られるようになっていた。そんなある日、いつものように魔導器を破壊しようとしたジュディスは、対象が“人間”の少女・エステルだったことに驚愕するが…!?知られざるジュディスの物語、いよいよクライマックス。オリジナルスタッフが贈る外伝シリーズ第三弾。
著者等紹介
奥田孝明[オクダタカアキ]
株式会社バンダイナムコゲームス。多数のゲームに参加。シナリオを手掛けたほか、イベント監修やディレクターも担当している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちる
8
ジュディス、良かったわー。彼女たちには幸せになってほしいものです。個人的にはバウルの心の内が描写されていたのが嬉しかった。ゲームだけでは分からないキャラの心情が描かれるのは良いですね。ゲームオリジナルスタッフが執筆されていることもあり、作品に対する愛情などもうかがえました。所々、シーンが飛ぶので駆け足になった感は拭えないものの、ゲーム本編の補完として良作かと思います。ゲームをプレイした方にはぜひとも読んで欲しい一冊。2013/07/05
ノイス
4
ストーリーの再構成をしつつもジュディスの心境の変化を描き出す。後書きにも書かれているが、かなりの難産だったのではないだろうか。それだけにジュディスがいかようにして裏切り、いかようにして自分を見つけたのかがよく分かった。特に裏切りの際はよく「謝ってない」と言われるが、これを読めば謝ってはいけない場面であったし謝れる状況でもなかったことがよく分かる。素敵な秘密は、最後まで素敵な秘密。2014/01/19
みーすけ
4
ジュディの素顔を見せてくれたことにありがとうな外伝。パティ編も出るといいな。2012/01/17
ゆう
3
竜使いとしてヘルメス式魔導器を壊し続けている成長したジュディスが、凛々の明星のみんなと接触しはじめた下巻。今回はゲーム本編と同時進行なので想像しやすかった。別行動しているジュディスのその時の心境と行動もわかりました。バウルと一緒だからここまでがんばってきた、そして凛々の明星の仲間たちと出会って自分らしさを取り戻し、作り笑顔じゃなくて心底からの微笑ができるようになってきた。凛々の明星のみんなの連帯感に何度も泣きそうだった。仲間の大切さを知る一冊だと思います。2016/02/24
玖珠瀬ルカ
3
ゲーム本編じゃぁ「あれ?もしかして?」って関係も「妹」ってはっきりわかったし満足ですね。何時も内面が見れないジュディスの心情が語られてて嬉しかったりな話ですね☆2012/02/12