ファミ通文庫<br> “文学少女”と恋する挿話集〈4〉

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ファミ通文庫
“文学少女”と恋する挿話集〈4〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 392p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784047269606
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「心葉先輩、大発見ですー!」文芸部に飛び込んできた菜乃の“発見”とは?『“文学少女”見習いの、発見。』、部屋にいつの間にか置かれていた薔薇の模様の指輪。これは誰かから遠子へのプロポーズ!?謎を探る遠子とそれに振り回される心葉だったが…『“文学少女”と騒がしい恋人たち』ほか、甘くほろ苦いエピソードが満載!美羽、ななせ、遠子の“その後”を描いた書き下ろしも収録の、物語を食べちゃうくらい愛する“文学少女”の恋する挿話集第4弾。

著者等紹介

野村美月[ノムラミズキ]
福島出身。『赤城山卓球場に歌声は響く』で第3回えんため大賞小説部門最優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

文庫フリーク@灯れ松明の火

97
秘めた想い。『わたしが、どれほどあなたに恋していたか』 遠子先輩が登場すると素直に盛り上がってしまいます。が、嬉しいサプライズは琴吹ななせ。朴念人の一詩より、さらに不器用で不憫な彼女と天使のこれから―想像―すると笑みがこぼれます。夕歌とハイタッチ交わしたいくらい。そして妹・舞花。表紙のイラスト、竹岡美穂さんのあと描き見るまで、ずっと舞花のイメージで読んでいました(汗)最後に引用された、とどめの詩。『タゴール詩集』は来年の課題図書にします。2010/12/28

Yobata

65
文学少女短編集,4作目。文学少女見習いの菜乃と『銀河鉄道の夜』,心葉が一年生の頃の文化祭の話,美羽が飛び降りトラウマに囚われてしまっている頃の話,文芸部で発見された謎の指輪の話,心葉の妹・舞花の中学での初恋話,美羽,ななせ,麻貴と黒崎の子供・蛍の後日譚,そしておやつの『かもめのジョナサン』『桜の森の満開の下』『百年後』の全14話。文学少女見習いの菜乃出てきちゃったよwやっぱり読む順番間違えてたかw一年生の頃の文化祭は心葉が遠子の藤の君への嫉妬が全開でwそれに指輪の話の最後の指輪嵌め攻撃は最終奥義でしょw→2013/09/06

扉のこちら側

64
初読。好きなタゴールでのエンディングが切なくた幸せな気持ちでページを閉じることができた。2011/01/05

ひめありす@灯れ松明の火

58
やっとはじまりそうな恋や、はじまりかけた恋、ずっと続いていく恋など、沢山のまさに恋する物語たちです。これでおしまいなんて言わないで、もっと沢山の物語を見せてほしいです~。菜乃が見つけた『銀河鉄道』の結末には思わずほろりとし、梶井基次郎の『檸檬』は私も大好きなので、舞花の心葉への恋心がリアルに重なってきました。『嵐が丘』は相変わらず苦手だけど、麻貴や蛍を通してみると自らの選択を誇らしげに掲げる家族小説として読めます。もちろん遠子や未羽やななせにはきゅ~ん、としてしまいました。やっぱり本を読むって素敵なこと!2010/12/24

ぺぱごじら

54
今までの挿話集エピソードからみると、遠子さんと心葉くんのお話は時系列的には少し前めの話が中心で、いいお話が多いです。あとは「気になるあの人達はどうなったの?」な話。『見習い』の「三振かホームラン」的な作品解釈には笑わされたり唸らされたり(笑)。みんなに希望が持てる話に仕上げる辺りに野村さんの登場人物に対する愛情が見えます。2011/01/07

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