内容説明
賄賂、隠蔽、パワハラ、セクハラ……
会社の闇を一刀両断!
あらゆる不正をぶった斬る!
人事の鬼が立ち上がる!
――天下御免! 令和の女ザムライ参上!
会社には、外から見えぬ闇がある。
社員には、破ってはならぬ掟がある――。
大手家電メーカー『ミツバ電機』の人事部長・檀上美沙子は『人斬り美沙』の異名通り、一見冷酷非情だが、パワハラ、セクハラは絶対に許さない。
忖度なく人事異動を行う彼女が、入社一年目の風変わりな部下・入江と共に社内の醜き悪を成敗していく……。
スカッと痛快!
エンタメお仕事小説、ただいま見参!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GAKU
36
主人公の人事部長・檀上美沙子の時代劇口調の言い回しが笑えた。現代版、大岡越前?かるーい、エンタメ小説。2022/11/30
ハナジロー
4
🌟🌟🌟☆☆2022/08/28
ShiorinTwins
2
大企業の人事部長と少しクセのある新入社員が社内で起こる様々なトラブルを解決していく。秘書室の派閥争い、セクハラ、パワハラなどなど、苦しんでいる社員のために潜入捜査をしたり、返送したり、いろいろな方法を使う。最後には多少話が単調でやや飽きてしまったこともあったものの、読後感の良い作品であった。2023/06/02
難波猛
1
#読書 ◆社内で「人斬り」人事部長と恐れられる美沙子が、パワハラ・セクハラ・派閥抗争・癒着など組織の闇を大岡越前のように裁いていく ◆各部門の内情を忍者のように探る美沙子と同じく時代劇マニアの新人入江と、美沙子の上司で社内一の風見鶏で事なかれ主義の天野取締役との掛け合いがコミカル ◆天野取締役は積極性皆無なうえに既婚なのに美沙子をすぐデートに誘うろくでなしだが、どんな厄介な部下の提案にも迷惑がりながらも決裁を与える、ある意味で良い上司2024/04/01