内容説明
湖の館に帰省したフィーナは、両親に婚約者としてラースを紹介!突然現れた娘の恋人に殺気立つメリルと大喜びのスウェナ。しかし、半魔属のフィーナの力を狙って契約を無理強いしようとする魔法使いの存在を聞くと、和やか(?)だった雰囲気は一変。メリルはフィーナを守るために「人間にする」と苦渋の決断をする。けれどもそれは同時に、彼女から家族や友人、そしてラースとの記憶を奪ってしまうものだった。愕然とするフィーナが下した決断とは―!?竜と人の恋は感動のフィナーレへ。
著者等紹介
渡海奈穂[ワタルミナホ]
3月16日生まれ。埼玉出身・東京在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ダージリン
5
家族愛にじんわり、メリルお父さんも大活躍!今後セツ編ということで、主従でもあるラースも活躍?するんだよね~と期待(笑)。2010/11/16
さぁちぃ(積読本消化中…)
2
フィーナ編完結。あっさり終わったかなって感じ、でも綺麗にまとまってるからいっかな。2012/12/25
Sayoco
2
そうくるのかぁといった展開で、じりじりしたりしんみりしたりしました。終盤でのフィーナの姿になんてっこたいと頭を抱えかけましたけど、読んでよかった! と思える納得がいくラストで、フィーナとラースにはほのぼのと幸せに生きてもらいたいですね! 次回作はシスコンいや意外と家族思いな失恋竜のようですが、より楽しみです。2010/06/22
Rara
2
切ない部分はあっても、最良の選択ができたと思えるラストでよかった。子世代編の初期では、ここまで複雑というか深い展開になるとは思っていなかったので、いろいろ感慨深いです。2010/05/17
deltazulu
2
涙がじんわりするシーンがどれほどあったことか。フィーナの資質が引き起こす事態は、伝説の人たちでも身動きが取れなくなるから辛い。みなが思いあって、でも状況がそれを許さず、焦るうちに、歪みができてきたけれど、それを乗り越える決意をしたフィーナの成長がよかった。今回でフィーナ編は終わり、次は失恋男の話らしいので楽しみです。2010/05/16