内容説明
貧乏な徒歩巡礼者=アンギャマン!大阪~伊勢の巡礼漫画に加え、貧乏徒歩巡礼のコツ&コボレ話を描き下ろし。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MURAMASA
20
某巨大掲示板のまとめサイトで、「大阪から歩いて伊勢参り」スレッドの記事を読んでいたところ、アフィリエイトでこの本が紹介されていました。「リアル遠足」という怪しげな言葉にひかれ、即購入。内容は帯にある「貧乏な徒歩巡礼」の通り、歩いて伊勢神宮まで行く途中の形式を写真に撮り、そこにマンガをかぶせて旅行の記録になっています。言葉にしてしまうとこれだけなのですが、しかしとても面白い。クルマや電車ならあっという間に行けてしまうような距離でも、歩けば6日間もかかってしまうのはあたりまえのことですが、 続2010/08/08
ホークス
9
大阪から伊勢夫婦岩までの歩き野宿旅を、背景に写真を使った漫画で綴る。マッチョとは言えない著者が、立ち寄る寺社で癒され、道に迷って遭難しかかり、山中で不思議な音に脅える様がいかにも素朴で好感を持った。なるほどと思ったのは、伊勢を含めたこの古い信仰に彩られたエリアを探訪するのに、徒歩という手段が非常に有効であることだ。地理的な連続性と時代による継承・断絶が複雑な織物として感じとれる。いや他のエリアでも十分面白いかもしれない。一見キワモノと思える企画だが、意外と確信犯なのではないか。2016/01/10
マコト@桑折町民
2
2ちゃんねるの「ニートで馬鹿だから歩いてお伊勢参りした」というスレッドをスレ主ご自身が漫画化したもの。というか、もともと漫画家志望で「スカラムーシュ」というwebサイトで「リアル遠足」という企画マンガを載せていた著者が、出版社への持ち込みを繰り返して叶えた処女作。 人物以外はカラー写真という独特の世界で、大阪〜伊勢神宮への歩き旅のルポタージュ。 一人用テントを背負い、ひたすら淡々と歩いていく若者(著者)。道中の寺社を行脚し、日没が迫れば野宿の場所を探し、お伊勢様を目指す。 シンプルだけど、きっと旅の原点。
司馬漬け海苔
2
「読めばわかる! 歩くよりは楽だろ!」とばかりに、帯での説明以外一切無し。旅の間の豆知識やこぼれ話、あとがきでの奥村編集長(笑)、とまあ、色々ありますが、webより見易いのが何よりではないでしょうか。リアル遠足を人に紹介するときに便利かもしれませんね。とても楽しめました。2010/06/17
katta
2
大阪から伊勢までを徒歩でめぐった神社仏閣の旅6日間。修行僧のようなものを食べつつ、黙々と歩いていく。お供はもうひとりの自分なのかな。寒い季節じゃなきゃ、臭くってダメだろうなあ。二日に1回はお風呂に入ろうね。2010/03/03