- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 少年(小中学生)
- > KADOKAWA ビームC
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白義
13
限界集落の寂れた旅館、若者などほぼいるはずもなく何の魅力もない終わっているクソ田舎をオタクの力で地域振興してやろうという文字にするとシンプルな話だが、これが実に濃密で面白い。主人公の戦略がなりふり構わず、サクラも詐欺すれすれの嘘もなんでもござれ、ビジネスとはハッタリによる価値の創造だと言わんばかりのやり口なのにえげつなさがなく、登場人物も皆あくが強くて印象に残る。下手したら馬鹿な田舎民を騙してやるぜ!みたいな印象になりそうなのに話が上手くてそう感じさせず上質のストーリーテリング、本質をついた指摘と魅力沢山2017/05/11
ワダマコト
13
町おこしマンガ。面白いのは、価値をどこに置くかっていう発想。たとえば、オタクが好きなレイヤーの入ったお風呂にいくらでつかるかとかね。2014/09/22
Nishiuchi130
9
鈴木みそ!読むの「おとなのしくみ」以来だろか・・・仕事から逃げ出して、限界集落のひなびた温泉宿にたどりついた主人公。つぶれそうな温泉宿を持ち前のコアビジネスセンスで立て直す!・・・かな。自殺しにきていたコスプレイヤー、そのコアなファンを仲間に取り込んで段々ビジネスが大きく・・・そんな熱いお話ではないですが、あいかわらず、すごく深くて面白いです。マンガのリズムは独特で、読み慣れないひとはつらいかもだけどネーム力はさすがです。2017/08/31
山茶
6
ホリエモン絶賛の帯を見て購入。絵が雑で、話の展開もリズム感がなく・・・。2010/11/25
オズ
5
逃げ出したゲーム制作者、うそつきな少年、地下アイドル。廃墟じみた元・温泉旅館の主人はもうあきらめて立ち退き寸前、村の有力者の爺さんに来週には引っ越せるよう荷物をまとめておけと言われる。アイドルおっかけのおたくたちが過疎地に大集合し、ストーリーの限界感がすごい。(往年の)ファミ通読者にはおなじみの鈴木みその、写実よりだけどマネキンにならず生き生きと動き、ルポ的な現実味のあるキャラクターたちがひなびた里山を舞台に一発逆転劇を狙う。いい大人が秘密基地をつくるような空気感が面白い2017/10/17