感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さゆ
21
付録の文庫の中の伊坂さんの短篇を読みたいが為に借りた。冒頭、懐かしい人達の名前が出てきて嬉しかった。ただ、タイトルがなんで『AX』なのかが私には解らなくて・・・。どなたか教えてください。 本誌の大沢在昌さんの小説講座は今回初めて読んだけれど面白かった。講座生のアルマジロさんの『三通の手紙』が掲載されていた。なるほど、ちょっといいもの持っている人だと思った。でも、もうちょっと深めてほしいかなって思った。2012/01/22
S.suzuka
13
「AX(あっくす)」とは斧(おの)のこと。〈弱いにもかかわらず、必死に立ち向かう姿を、蟷螂の斧という(中略)どちらかといえば、はかない抵抗という意味だ〉これは、本書に収録された伊坂幸太郎さんの短篇「AX」の主人公、兜(かぶと)の息子との会話でのひとコマ。隠語大辞典で調べてみた、〈蟷螂の斧〉読み方:とうろうのおの 意味:自分の力の足らないことを顧みないで軽卒に強敵に手向ふて敗けることをいふ。何とも切ない。蟷螂(とうろう)はカマキリとも読めるらしいので、つまりはカマキリの前脚の鎌のこと、カマキリが斧を▶続く▶2013/12/12
yu
12
読み切り文庫の方だけ読了。 飴村行さん、松尾佑一さんは初読。飴村さんの「極光」は拷問の描写が生々しくて読むのが辛かった。伊坂幸太郎さんの「AX」は、檸檬と蜜柑がちらっと登場。伊坂さんの作品に登場する女性は、なぜこうも強い人なんだろう。。。柳広司さんの「暗号名ケルベロス」はジョーカーゲームのスピンオフ、川崎草志さんの「バイト・バック」は「長い腕」のスピンオフ。 どれも読んでいるので、楽しめました。2012/08/09
言音 / 放置気味…。
4
特集の「ミステリに学ぶ思考法」目当てで借りた。実用的な解答からネタ系(ミステリで言うならバカミス)の解答まで色々あって面白かった。私はやっぱり大崎梢さんの解答が好み。特に[届かない招待状]。[母、突然の訪問]と[消えた携帯電話]の解答はその後が気になる。あとはエッセイと伊坂幸太郎さんの「AX」のみ読了。「AX」の兜って「しあわせなミステリー」の主人公と同一人物だよね。いつか一冊に纏まるのかな?2015/02/13
景
3
付録のミステリ読み切り文庫を目当てに。伊坂さんのは殺し屋シリーズの新作。マリアビートルの檸檬と蜜柑も出てくるけど、殺し屋、兜の日常ってとこ? 柳さんのはジョーカーシリーズの新作。やっぱわかってくる度にドキドキするね。3月号に続くってえーって感じだったけど。暗号名ケルベルロスとは一体何か。飴村さんの粘膜シリーズは初めて読んだんだけど、これは前作を読むべきか。ホラーともミステリとも・・・。面白かったけど。川崎さんと松尾さんのは読むの初めてだった。2012/01/14