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出版社内容情報
火事と喧嘩は江戸の華! いよっ、お見事、若旦那!!湯女に入れあげて追い出された呉服屋の若旦那、惣二郎。刀は持てぬが侍には引けを取らぬ。女には甘いが男には手厳しい。習い事に凝ったり、人妻に惚れたり、騒動に巻き込まれる天才の若旦那に降りかかる事件とは!?
南房 秀久[ナンボウ ヒデヒサ]
著・文・その他
浅野 隆広[アサノ タカヒロ]
イラスト
内容説明
湯女に入れあげて、父親に追い出された呉服屋の若旦那、惣二郎。そんな惣二郎、刀は持てぬが侍には引けを取らぬ。女には甘いが男には手厳しい。習い事に凝ったり、人妻に惚れたりで、騒動に巻き込まれる天才の惣二郎に降りかかる事件とは!?火事と喧嘩は江戸の華!いよっ、見事なお手並み、粋だねっ若旦那!!
著者等紹介
南房秀久[ナンボウヒデヒサ]
「黄金の鹿の闘騎士」が第6回ファンタジア長編小説大賞の最終選考作となり、同作品でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ううち
8
若旦那と他のキャラたちとの掛け合いが面白かったです。軽い感じでサラッと読める。とりあえず江戸初期の物語だということはよくわかりました(笑)第2弾も出ているようなので読んでみようかな。2014/05/22
ソババッケ
8
何やら新しい時代小説文庫が登場したようだ。その第一弾がこれ。時代は江戸初期の寛永年間の頃、吉原もまだ日本橋にあった。呉服屋の若旦那の惣二郎は放蕩が過ぎて、父親に追い出され裏店暮らし。捕物帳の市井ものといったところか。北町の定町廻り同心・山辺忠左衛門と岡っ引きの江戸橋の仁助親分、下っ引きの吾郎。江戸初期の物語は少ないだけに興味があったのだが、竹の字や駿河台の爺、はたまた魚屋の太助の登場に至っては、完全に漫画になってしまった。★3.02014/02/10
あかんべ
7
ずいぶん良いご身分です。勘当されたっていってもお金をつごうしてくれる番頭がいて、高級呉服はあたりまえ、女にはもてもて、「世間知らず」というからギャフンとさせられるのかと思ったが、貧乏くじはいつも吾郎。2015/06/14
mikipon
7
娘愛読の『トリシア』シリーズの作家が時代劇?!と驚きつつ読む。時代設定は、これまで読んだことのない江戸の初期、家光の時代で、ちょっと新鮮。合間に入る色々な説明も中々興味深いけれど、話の流れが切れるという点で難しいところでしょう。世間知らずなのは竹さんのこととして、若旦那の様子が今一つ、わかりにくい。結局イケメンなのかそうでないのか、剣の腕はかなりらしいけど、他の習い事は今一つなのかな?若旦那といえば『しゃばけ』や『大富豪同心』なんかが好きですが、この若旦那がもうちょっとはっきりイメージできると良いなぁ。2014/04/09
Mayumi K
2
呉服屋の若旦那なのに、遊びが過ぎて勘当され、番頭がこっそり融通してくれるお金で気楽に暮らしてる惣二郎。 ちゃらちゃらしてるが憎めないキャラで、色んな事件に首を突っ込み、なぜか解決していく。 そんな惣二郎に惚れ込んで、どこかのお殿さんが長屋に遊びに来て庶民の生活を楽しんでいる。なんとも愉快な作品です。2015/02/02
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