富士見新時代小説文庫<br> 朧月夜の怪―薬師・守屋人情帖

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富士見新時代小説文庫
朧月夜の怪―薬師・守屋人情帖

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  • サイズ 文庫判/ページ数 250p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784047129856
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

江戸の中心から離れ、ひとり暮らす薬師・守屋真。江戸府内で一通りの医学を学んだのち渋谷町に居をかまえ、江戸の中心とを往復しながら暮らしを立てている。そんな守屋は着流し姿で背に刀傷のある男を助けるが……。

内容説明

渋谷町に居をかまえて一年になる薬師・守屋真は、齢二十六。細々といる患者や薬屋、医者のため、居宅と江戸の中心とを行き来し、暮らしを立てていた。そんなある夜道、守屋は着流し姿で背に刀傷のある男を助けたせいで、思いもよらない事件に巻き込まれてしまい…。江戸の薬師・守屋が、縺れた人情を解きほぐす!

著者等紹介

青木祐子[アオキユウコ]
長野県出身。「ぼくのズーマー」で2002年度ノベル大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

papako

61
作者の時代小説。アンソロジーで読んで気に入り、さっそく読んでみました。やはり一味違う。この一冊だけだと物足りない。医者の守屋の過去も気になるし、シリーズで読みたい。アンソロジー収録の『料理茶屋の女』がよかった。2013年出たっきりか。。。続かないかぁ。。。2021/12/27

ダージリン

25
ミステリー仕立ての連作です。主人公の守屋は薬師が本業ですが、医者もでき、一歩引きながらも関わった人達の厄介事を解きほぐしていきます。守屋自身もミステリアスで、ちょっと好みのタイプです(笑)。お話もこってりせず、しんみりする人情話でした。続きもぜひ読みたいです!2013/12/26

ううち

22
初読み作家さん。守屋さんの穏やかでミステリアスな雰囲気が好き。周りのキャラクターもよく、ちょっとした謎解きや、優しく落ち着いた感じのお話で好みでした。面白かったです。猫のおぼろもかわゆい!シリーズ化して欲しいな。2014/06/04

tario

18
あっさりとしていたけど面白かった。事件には深く入れ込む割には他人との距離を置いている薬師の守屋。女よりも男にモテるタイプ。出てくる、特に女性の、登場人物たちが魅力的でいい。次回作が出たら間違いなく買うなあ。惰性じゃなくて。2014/02/27

うにねこ

17
初読みの作家さん、人情もの謎解き時代小説という感じでしょうか? 以前から少し気になっていたので、読んでみました。 主人公の薬師の守屋がなかなかにミステリアスなキャラで良いです。 彼の過去には気になる所があるのですが、今後語られるのでしょうか? 守屋の飼い猫の、おぼろちゃんも可愛い~。 私的には三話と四話がお気に入り。 特に四話に登場する、弥吉とかよがものすごい健気でウルっときました。 この二人の今後の話も読めたら嬉しいなぁ、と思います。 シリーズ化してほしいです。2014/05/08

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