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出版社内容情報
文化祭の一件以来ずっと立ち直れず、長谷川からも逃げ続ける俺。一方で恋ヶ崎と鈴木の仲は、順調に距離が縮まっているようだ。そんな中、桜井さんに来週の水曜の予定を訊かれたのだが、その日は俺の誕生日で――。
内容説明
後夜祭の日、柏田君は無事好きな人に告白できたのかな?結果はどうなったんだろう?あれ以来、柏田君に元気がない気がするんだけど…。柏田君、こういう時は気分を変えてパーッと遊びましょう!ゲーセンに行って、フィギュア屋さんに行って、カラオケにも行っちゃいませんか!?そうこうしているうちに、みんなでちょっぴり豪華な柏田君の誕生日パーティーを開くことになったんだけど、わたしはプレゼントで失敗しちゃうし、ムラサキさんは酔っ払っちゃうし、桃ちゃんは柏田君と何やら不穏な空気になってるし―!?
著者等紹介
村上凛[ムラカミリン]
1987年1月16日生まれ。第2回ネクストファンタジア大賞にて『おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ!』の元となった原稿で金賞を受賞、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とら
41
言い方は悪いが”枷”が解けて、やっとこの作品的にはヒロインであるキャラに集中出来る状態へと至った第八巻笑 相変わらず一気に読みたくなる作品だなあ…それにしてもやはり、気持ちというのは言葉にしないとここまで伝わらないものなのだろうかということを考えてしまう…何故かって?あまりにも主人公に気持ちが伝わってないからだよ!!直接ではないにしても流石にここまで露骨にやられたら気付くに決まっているのだ…気付いてる上で気付かないフリをするのが人間なのだ…しかしこれは小説だ…モノローグが載っているから分かる…気付けや!!2016/01/20
KUWAGATA
41
こういう鈍さは外部から見ていると苛々するものだけど、実は意外とあったりすると思う。中学時代、そして大学時代に似たようなことがありました。後になって「ええ、そういうことだったの!?」みたいな笑 特に自己評価がどうしても低くなりがちな思春期には。その辺を踏まえると、また少し見方も変わるかもしれません。今ある数多のラノベの主人公の中で、カッシーが自分に一番近い気がします。俺ガイルの八幡ほどは徹底できないし、はがないの小鷹ほどにはヘタレてない。その中途半端さが、読者には苛立ちとして伝わるのかもしれません。2013/10/20
Yobata
37
後夜祭の日に想い人である長谷川に告白し振られてしまう柏田。恋ヶ崎との協定関係が一部崩れ去るも恋ヶ崎の恋のため頑張ろうとする柏田に恋ヶ崎は自分との関係を投げかける。友達どからと答えた柏田は恋ヶ崎に邪険にされ,さらに長谷川とは気まずい雰囲気となって学校生活が憂鬱なものになってしまう。そこに柏田の誕生日を利用して桜井さんやあかり,鈴木,ムラサキさんとパーティまで開いて励ましてくれ、そこに恋ヶ崎も現れ…。ついに柏田が関係を変えるための一歩を踏み出してしまい、周りを巻き込んで関係が変容していく。完全にとらドラ化し→2013/10/18
晦夢
28
ネットのあらすじで買う前から告白の結果を察せてしまうというね。いや、わかってたけどそこんとこどうにかならなかったんだろうか。まあ予想通りの展開だね。長谷川さんの影が薄く……。小豆ちゃん無双でした。この告白終わりから告白終わりの流れで俺妹を思い出してしまったんだが…。なんかテンプレ気味だけどここからの展開、是非とも予想を裏切って欲しいな。小豆ちゃん可愛すぎ。ムラサキさんは素晴らしい。あかりはいい妹だ。2013/10/19
アウル
27
予想通りに振られたとはいえその後がどうもネガティブにとり過ぎているような気がするな。女性陣が皆動き出して物語はクライマックスに近づいて行っているがこのまま小豆ちゃんルートに行って欲しいわ。鈴木良い奴だわ。2013/10/22