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内容説明
守り継ぐものがある、だから変化をおそれない。―創造のなかで“現代”と向き合い続ける家元が問う、伝統、いのち、個性。家元継承より十年、花をめぐる随想。作品カラー写真収録。
目次
第1章 出会いと感応の美学
第2章 変化する「美しさ」と向きあう勇気
第3章 勅使河原家、それぞれの独創
第4章 家元として見つけた「個性」の意味
第5章 子どもの感性が芽吹くとき
第6章 「場」との対話から独創が立ち上がる
著者等紹介
勅使河原茜[テシガワラアカネ]
1960年、東京都生まれ。草月流第四代家元。第三代家元で映画監督の勅使河原宏の次女として生まれる。初代家元で祖父の蒼風と幼少期より接し、第二代家元の霞からいけばなの手ほどきを受けて育つ。國學院大學幼児教育専門学校を卒業後、幼稚園教諭として勤務したのち、85年に草月会入会。2001年4月、家元を継承(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Toshiaki
1
草月流家元のいけばなに対する思い、経験を綴ったエッセイ。いけばなについて俯瞰する本と思い手に取ったので見当が外れたが、これはこれで面白かった。草月流は伝統文化というより現代アートであり創造の現場のようだ。僕も華道もやりたいなぁ。2016/11/23
Naota_t
0
いけばなってただ美しいだけではなく、その人であり、その瞬間、その空間を表現する“アート”であると改めて実感しました。 今まで興味なかったが、いけばなの展示とか行きたくなりました。 ───いけばなは瞬間の芸術であり、そのときどきの自分が現れてしまうものなのです。そうでありながらも、いけばなが偶然の産物に終わらないのは、植物の無数の線の中から選び抜かれ、引き出された一本の線、これしかありえない、と思わせるいけ手独自の線が存在するからなのかもしれません。(p.165) 2013/09/19
シュースケ(ザ・うすくら~ず)
0
いけばなを通じて自分と向き合い、瞬時に感じたものを独創性をもって表現する。基本好きにやらせてくれたのにぬりえを取り上げられた子供時代。おいけばな初心者もわかりやすい。2012/01/29
ssmi
0
家元という立場ながら正直な人というイメージ。勅使河原蒼風に興味があったので、子供の頃の話しとかが面白かった。2011/06/17
rimi
0
草月流の第四代家元。アレンジは足す、いけばなはマイナスの美学。アレンジ終わったらいけばなかなぁ。2011/03/26