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内容説明
スキルを磨き力を抜いてネットワークを広げたい…。Twitterで“あたたかい波”を広げようとする、日本人ニュージェネレーションの可能性とは。「自分らしい生き方に目覚め始めた人々」は何をつぶやいているのか。独自アンケートを多角的に分析。
目次
第1章 ツイッターはなぜそんなに印象が悪いの?(ツイッターユーザーの姿;ツイッターを使う目的とツイート内容 ほか)
第2章 何をつぶやいているのか(つぶやく興味の特徴;ツイッターと自己開示 ほか)
第3章 コミュニケーションとツイッター(日本ではなぜコミュニケーションツールとして認められにくいか?;中高年層とツイッター)
第4章 ツイッターの可能性(ツイッターの新しい使い方;ツイッターのルール ほか)
著者等紹介
海原純子[ウミハラジュンコ]
東京慈恵会医科大学卒業、医学博士。心療内科医。1984年、日本で初めて女性の心と体を総合的に治療するクリニックを立ち上げ診療に当たる。現在、白鴎大学教授、昭和女子大学客員教授。厚生労働省「健康大使」。2008‐10年、ハーバード大学客員研究員として研究活動のため渡米、現在は、ハーバード大学研究室と連携を取りながら、情報格差、社会ネットワーク格差、経済格差と健康をテーマにした研究に着手している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
団塊シニア
37
4年前に執筆した内容なので現在と乖離があるかもしれないが、ツイッターユーザーの姿がデータからわかる内容である、このツールを使いこなすには言語力、共感力、対人関係の距離感が必要なのは現在も同じだと思います。2015/08/24
かなばる
20
10年以上前の著作だが、今でもためになる内容。SNSには「嫌悪せず、でも、期待しすぎない」くらいの付き合いがベストか。ネガティブツイートに拒否反応を示す人が多いのかと思いきや、「自分ばかり大変なのではない」と思って気持ちが軽くなるというのは面白い。また、ツイートする前にふと立ち止まり冷静になれるというのもよい効果(もちろん、感情をぶちまける人にはこの効果はないが…)。道具が悪いのではなく、使い方次第か。2023/10/31
さなごん
5
自分がなぜTwitterにはまっているか納得。アンケートをもとにデータとして示されているので納得。震災前なので震災後ならどうだったかなあと思う。2014/03/23
くまこ
4
クリスタキス教授とファウラー教授の共著『Conected』が引用され、ネット社会における人間のつながりの類型トポロジーが紹介されていて面白かった。読書メーター内で膨大なお気に入り・入られ登録者を抱えるヘビーユーザーのネットワークを一種のコロニーと想定したら、とてもわかりやすい。また、日本語をコンテキストコミュニケーションの観点から論じる中で、定型を持つ俳句や短歌が例に挙げられていて、個人的にとても共感した。2014/10/08
hero3d
3
ツイッターを介して語ってはいるがコミュニケーション論的な内容だった。でも【幸せな人の周りには幸せな人が集まりやすい】とか【ネガティブなツイートが多いとフォローする人が少ない】とかかなり参考になり影響されるところの多い本だった。ツイッターの活用法をもてあましていたところだったので世間の人たちがどのようにツイッターをとらえているかが分かって良かったと思う。2011/03/01