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内容説明
未だに残るネガティヴ・イメージはいつ、誰が、何のために作ったのか?戦争が作った日本の負のイメージとは?世界がどのような目的で太平洋戦争に参加し、どのようにして日本及び日本人像を獲得していったのか、主要国ごとに解説。
目次
第1章 なぜ太平洋戦争を外から見るのか
第2章 同世代の外国人は日本をどう見たか
第3章 民主主義の敵・日本―アメリカの日本観
第4章 親しみから憎悪への転換―イギリスの日本観
第5章 許しはしないが利用する―中国の日本観
第6章 共産主義運動の拠点―ソ連の日本観
第7章 「黄色い猿ども」を利用せよ―ドイツ、イタリアの日本観
著者等紹介
保阪正康[ホサカマサヤス]
ノンフィクション作家。評論家。1939年12月、北海道生まれ。同志社大学文学部卒業後、出版社勤務を経て著述活動に入る。近現代史(特に昭和史)の事象、事件、人物を中心にした作品や医学・医療を検証する著作を発表するほか、「昭和史を語り継ぐ会」を主宰、『昭和史講座』を刊行している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
香菜子(かなこ・Kanako)
3
日本がこんなに世界中から嫌われていたなんて。ショックでした。2017/06/21
tooka
3
コスト意識のない日本政府というのは首肯するが、日本=信念なく駆け引きもできない未熟国、戦勝国=信念があって能力があるという結論ありきな感あり。なお、「アメリカは」と書いたとき、それは「政府」なのか「国民」なのか「全体」なのか区別していない。わざわざ「国民」と断っても、違う箇所で使われる「世論」との違いが説明されない(政府と指導者たちも然り。社会って誰を指す?)、言葉の繋がりが不明瞭なところもあり。結論もせっかく歴史的アプローチしてるんだから独自性が欲しかった。2010/10/13
かど
2
大正から昭和初期にかけて、米・英・中・ソ・独・伊の各国が日本に対してどのような感情を持っていたか、ざっと眺めるにはよい本かもね。それだけですが…2014/06/22
Yasuhisa Ogura
2
最近は日本に悪い印象を持っている国は、ごく一部であるという言説が広がっているが、本書によれば必ずしもそうではないという。第2次世界大戦の爪痕は、いまだに欧米諸国にも残されている。悪い印象はともかく、日本を愚かだと見なしている欧米諸国があることには、ショックを受けた。2014/02/07
可兒
2
読んでいて笑いが止まらなかった。何パーセントが事実で、何割が誤認や偽証や捏造なのかを考えるのも楽しいと思う2010/08/20
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