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内容説明
「普天間移設」の陰に米中の思惑あり!多極化する世界政治を詳述。
目次
プロローグ―多極化とドル崩壊で進む米中逆転
第1章 米中逆転と日本
第2章 米英覇権の崩壊
第3章 経済覇権としての中国
第4章 欧米と中国の500年
第5章 手を組む中国とロシア
第6章 国際政治を転換する中国
エピローグ―米中逆転は日本の好機
著者等紹介
田中宇[タナカサカイ]
1961年、東京都生まれ。東北大学経済学部卒業後、繊維メーカー勤務を経て、共同通信社に入社。その後、マイクロソフト社で「MSNジャーナル」を立ち上げる。現在は独立し、メールマガジン「田中宇の国際ニュース解説」を配信(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
7
2010年時点の本で、3.11前の社会だという前提で読む。「下から住民が革命的に権力を霞ヶ関から奪うような展開にならないと、地方分権は進まない」(30-31頁)。そんな日本人はなかなかいないだろう。ジャスミン革命、アラブの春のような不満が一気に噴出する日はいつか。それよりも、原発収束が先。どこまで汚染が肥大化するのか。空恐ろしい。米軍基地軍縮はどうか。思いやり予算は中止すべきだ(51頁~)。やはり、著者のTPP論を拝読してみたいと思ったのは、私だけではないと思う。サイトにあるのかな? 調べてみよう。2013/04/07
ryuetto
4
米軍がグァム島に引っ込もうとしている話と、中国があちこちの国で着々と勢力を伸ばしている話が印象に残りました。2010/12/19
b0nmr
1
なぜ民主党がいま沖縄を、そしてアジアを重視するのかが分かる本。民主党は沖縄の人を怒らせたことを皮切りにして、アメリカから独立し、今後アジアの覇権国となる中国との関係を深めようとしている。マスコミや官僚組織はいまだ対米従属に囚われ民主党を引きずり下ろそうとしているが、彼らを早急に解体しなければ、アジア社会からますます取り残されてしまうと思う。(続)2010/08/05
キミ兄
0
要は世界が多極化していく中で、米国依存をやめよ、民主党は正しい、ということか。幅は広いが、単行本で掘り下げるべきテーマ。☆☆☆。2011/09/01
スプライト
0
現在の国際関係について、新しい視点を提供してくれる。シムラ協定は初めて知った。2012/04/22