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内容説明
日本語はなんて不思議な言葉なんだろう。一文字が持つ珠玉のエピソード。
目次
第1章 「古」(「祝」;「生」;「酒」;「飛」;「音」;「同」;「懐」;「白」;「波」;「字」;「若」)
第2章 「今」(「知」;「欲」;「球」;「犬」;「夢」;「声」;「対」;「忙」;「裏」;「穴」;「試」)
第3章 「東」(「恋」;「峠」;「歌」;「裸」;「正」;「桜」;「鮨」;「○」;「夏」;「悲」;「髪」)
第4章 「西」(「国」;「花」;「茶」;「舟」;「島」;「深」;「旅」;「天」;「雲」;「零」;「富」)
著者等紹介
船曳建夫[フナビキタケオ]
1948年東京生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業、ケンブリッジ大学大学院社会人類学博士課程修了(Ph.D.)。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。専門は文化人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よこしま
16
図書室に寄った際、興味深く手に取った一冊。当初は漢字の成り立ちかなと思いきや、一つの漢字をテーマにした、博識も含めたエッセーみたいなモノで気軽に読めるものでした。私が同じことやってみようと思っても、思い当たる漢字以前に、語れるネタもなく、一見簡単に見えそうでも、著者の引き出しの多さ深さが垣間見れました。感銘を受けたのは『零』。フィンランドでは夏の休暇に4週間も与えられるらしいのですが、PCのパスワードさえも忘れて仕事にならないと上司に訴えたら、「それでこそリフレッシュだと」。心を無にする。一理ありますな。2014/06/15
しろくろ
0
漢字一文字、この分量内でオトす…うまいなぁ。短編エッセー書く力が欲しくなる一冊。
さわら
0
いろいろ考えながら生きてる人なんだと感じた。電車などで読むのに最適。2010/09/08
仮ッ子
0
巷にあふれる毛髪補助(ヅラetc.)のさまざまは、農耕を生きる術としてきた我々の生命力の枯渇を憂えてのこと、っていうのはこじつけにしても面白い視点。「桜」「季」が好き。2010/07/27
ちょーのすけ
0
「峠」「舟」「零」がいいな。2010/07/22