角川oneテーマ21<br> 太平洋戦争、七つの謎―官僚と軍隊と日本人

電子版価格
¥770
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

角川oneテーマ21
太平洋戦争、七つの謎―官僚と軍隊と日本人

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 191p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784047102224
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0295

内容説明

開戦、特攻作戦、敗戦そして本土決戦…あの戦争に官僚たちがはたした役割とは何か。

目次

第1章 誰が開戦を決めたのか?
第2章 戦時下の国民は戦争をどう捉えていたのか?
第3章 山本五十六はなぜ前線に行って死んだのか?
第4章 なぜ人を武器にする戦略が生まれたのか?
第5章 日本の軍事指導者たちの敗戦の理由
第6章 誰が終戦を決めたのか?
第7章 もし本土決戦が行われていたらどうなっていたのか?

著者等紹介

保阪正康[ホサカマサヤス]
ノンフィクション作家。評論家。1939年12月、北海道生まれ。同志社大学文学部卒業後、出版社勤務を経て著述活動に入る。近現代史(特に昭和史)の事象、事件、人物を中心にした作品や医学・医療を検証する著作を発表するほか、「昭和史を語り継ぐ会」を主宰、『昭和史講座』を年2回刊行している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mura_海竜

19
「永遠のゼロ」を読んで、物語中の疑問解決の一助に。内容は少し難しい。昭和62年余の中でたった3年9ヶ月しかない太平洋戦争。ただその間に昭和史が抱え込んだ局面が凝縮されていると。「なぜ人を武器にする戦略が生まれたか」など7つの疑問を天皇や軍部の内情、官僚や日本の国民性など多方面から考察をしている。開戦と終戦の経緯と判断。もし本土決戦をした場合、日本はどうなっていたか。日本人の非戦闘員も巻き込む本土戦闘にアメリカが立てていた作戦とは。精神論だけに頼る、「負けたと思ったときは負けだ」は、死ぬまで戦い続けること。2013/06/02

浅見ヨシヒロ

7
タイトルの通り、太平洋戦争(第二次世界大戦)の7つの謎について解説された本。現代に生きる我々は、決まり文句のように『戦争はいけないことです』『戦争は二度と繰り返してはならない』と言っています。それは勿論その通りなのですが、一体当時の日本はどういった状況に追い込まれていたのか、ということについて簡単に確認することが出来た本です。読めば読むほど東條英機が嫌いになりますね…。2016/11/24

wei xian tiang

2
国家が「確実な死を命じる」特攻作戦が異常でむごい作戦であることは否定しないにしても,軍事史上類例がないとかこれが唯一とか言い切ってしまうのはいかがなものか。中越戦争の際,中共軍が土鬼の自殺兵みたいな自爆攻撃を行い,かつ地名は忘れたがその地名を国内政治教育に使っていたし(肉弾三勇士みたいな偶然の自爆ではない),自殺攻撃ではないが国府軍の督戦隊なんて同じかそれ以上にむごい。簡単に「唯一」と言ってしまうからこの人は蛸壺史観云々と批判されるのではないか。ただし経験者の証言,手記に言霊が宿るという所は完全に同意。2013/10/16

鴨の入れ首

1
太平洋戦争に関する素朴な疑問7つに答える形式の解説書です。太平洋戦争の開戦から敗戦に至る経緯を解説しながら、日本の政治・社会そして国民そのものが抱える病理を指摘する内容でした。太平洋戦争という非常に根の深いテーマについて考える糸口のひとつにはなるかも知れません(本書の立場に与するか否かは別として)。いろんな意味で考えさせられる本でした。2024/03/09

ひよこ皇太子

1
イカれた社会規範を作り出した東条英機はまったく擁護出来ないが、戦後周囲から排斥された家族は気の毒だ。国民のそういう流されやすさや短絡さが戦争に向かう雰囲気を醸成したんだろうに。 開戦の目的といい本土決戦の作戦といい想像以上にいい加減なものばかりで呆れる。一般人の女性が槍や鎌で武装した兵士に勝てるならそもそも苦戦しないだろと。2020/10/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/551620
  • ご注意事項