角川oneテーマ21
欲しがらない生き方―高等遊民のすすめ

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  • サイズ 新書判/ページ数 207p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784047101920
  • NDC分類 159
  • Cコード C0295

内容説明

漱石、兼好、良寛、ソローに学ぶ本当に豊かで自由に生きる日々!お金、地位、出世…そんなに大切ですか?まずは人間を創れ、魂を磨け幸福は向こうからやってくる。

目次

まえがき(漱石は高等遊民の生みの親;現代の高等遊民 ほか)
第1章 高等遊民は「お金持ち」より「時間持ち」をめざす(死は、前よりしも来らず、かねて後に迫れり;平均寿命は延びたけど ほか)
第2章 高等遊民の先達に学ぶ(私の憧れる高等遊民の先達;ソローの妥協を許さない生き方 ほか)
第3章 高等遊民の考え方と生き方(ホイジンガの“三つの道”;第三の道を探し求めた漱石の『草枕』 ほか)
第4章 高等遊民の老後の楽しみ方(自分の時間を取り戻せる場所を持て;「隠れ家」は心をリフレッシュする癒しの場 ほか)

著者等紹介

岬龍一郎[ミサキリュウイチロウ]
1946年生まれ。作家。評論家。早稲田大学を経て、情報会社、出版社の役員を歴任。退職後、著述業のかたわら、若い人たちの人材育成のために「人間経営塾」を全国10カ所で主宰。国家公務員や地方公務員の幹部研修、大手企業研修などの講師を務め、「人の上に立つ者の人間学」を説いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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C-biscuit

8
副題の「高等遊民のすすめ」というのに惹かれて読む。この言葉は明治から大正にかけて高等な教育を受けながら時代の風潮を受けずにブラブラして暮らしていた人達を指すと言う。多くは資産家の息子であったそうだ。そう呼ばれた人達は、その後の昭和はどのように生活していたのかは甚だ疑問であるが、そういった自由な生き方を進めている。最も著者もいきなりそうではなく、大病の末にたどり着いたようである。例え話のセネカや良寛なども馴染み深かった。今の時代の豊かさと、経済のバランス。全員がそうはなれないが、意識したいと感じた。2015/07/24

Tadashi_N

8
モノを持つことが、悩みの種2014/05/14

拓陽(いっぽまえへ)

2
今すぐに仕事を半分にして、自分の好きなことを中心とした生活ができる高等遊民になることは難しいけど、もうすぐ、世間で言われている定年まで見えてきているので、そこから先は高等遊民的な生き方ができれば幸せかもしれない。本を読んだり、映画を観たり、散歩したり、趣味に励んでみたりするのもいいけれど、今から準備するとしたら、心分かち合え、語り合える友を何人かつくりたいかな。だって孤独は寂しいからね。2016/04/19

ユッチー

1
少し説教臭いところもあったが、この生き方には憧れる。生活のレベルが下がっても、心の豊かさが向上すれば幸せになれる。2022/12/07

アイマール

1
・教養を磨いて、世俗的な欲望や多忙さから解放されて、独自のオリジナル生活をエンジョイする=現代の高等遊民。 ・まずは人間を創れ、魂を磨け、さすれば幸福は向こうからやってくる。 ・嘘いうな、モノ欲しがるな、体だわるな。 ・至誠を尽くすことは最高の美徳。 ・勉強するのは感動する心を磨くため。 ・老いるにしたがい、学ぶところ、いよいよ多し。 ・儒教思想よりも老荘思想に親しむ。 ・隠れ家を大切にする。2022/02/20

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