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内容説明
少子化、晩婚化にあえぐ日本を社交ダンスによって救済しよう―。舞踏会を開けば日本は根底から大きく変わる、“ボーイ・ミーツ・ガール”の場、舞踏会、スキンシップの回復で夫婦円満などなど、華やかなりし「鹿鳴館時代」が疲弊したニッポンに、再び甦る。
目次
「負け犬」を救済するのだ
いざ、ダンス修業へ
ブルースは限りなくセクハラ?
見事なり、渋沢栄一の観察眼
豪華壮麗なる迎賓館を建設せよ
いよいよ憧れのワルツに挑戦
タンゴが踊れれば人生変わるかも
第1回合同ダンス講習会は大成功!?
天皇制存続に“貢献した”社交ダンス
三島由紀夫が描いた「ダンスとエロ」
ダンスは「愛の仲介者」なのである
危機到来!だが救世主が現れた
ついに舞踏会開催!プロジェクト鹿鳴館!フィナーレ
著者等紹介
鹿島茂[カシマシゲル]
1949年横浜市生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。現在、明治大学教授。専門は19世紀フランス文学及び社会生活。『馬車が買いたい!』(91年、サントリー学芸賞)、『子供より古書が大事と思いたい』(96年、講談社エッセイ賞)、『職業別パリ風俗』(99年、読売文学賞)、『成功する読書日記』(2002年、毎日書評賞)など、多くの受賞作がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rbyawa
1
e212、もともと鹿鳴館そのものの歴史に興味があって、どうも感想を見ている限りは現代の話、と思っていたら「社交と日本人」(ダンスだけじゃなくてね)というような体裁の本になっていたので、あ、さすが、と。もともと近代史を扱っておられる著者さんだものね、というかフランクな内容のわりに読みやすいのはかなり割り切ってるからって気もするなぁ。ダンスは女が主役であるが故に、男に非常に大きな役割りがある、というのはその時点でいろんな勉強になりそうだよね、この人の活動上手く行ってるといいんですがw 本当に結婚率上がるよね。2014/07/31
中江翔吾
0
少子化の解消と熟年離婚の阻止するためには、関係性をキーとした、「社交」のための社交ダンスのが必要で、その意義が十分分かった。 結果として、そこから結婚に結びついたカップルが続々と誕生したのには驚きだった。2012/05/26
ちょーのすけ
0
読者を鹿鳴館時代の明治に誘う物語かと思ったら、今の時代に強引に「鹿鳴館」を展開させよう(社交ダンスを流行らせる)という試みのお話だった。2009/07/06
待つ子
0
本屋で見かけた時は「何を言っとるんだ」と思ったけど、読んでみるとナルホドだった。舞踏会いいなあ。2009/05/21