角川oneテーマ21
酒道入門

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  • サイズ 新書判/ページ数 184p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784047101661
  • NDC分類 596.7
  • Cコード C0295

出版社内容情報

酒のたしなみ「酒道」を、いまこそ復活!
ハシゴ酒、朝酒、風呂酒、女性と呑む酒、野酒・・・酒の世界は奥深く、人生に豊かさをもたらします。文壇界屈指の酒飲みが、酒を楽しむコツを指南。現代人のための新しき「酒道」がここに誕生!

内容説明

現代のバッカス・島田教授が、酒の深淵な楽しみと作法を伝授。つまるところ酒上手な人というのは、飲み方がきれいであるということになります。一緒に飲んでいて気持ちがいいこと。一緒に飲みたがる人が多いこと。どうすれば一緒に酒席を交えたいと思われる人になるかを考えていけば、すなわち酒上手になれるわけです。

目次

はじめに―徘徊酒の悦楽
第1章 当世酒道のすすめ
第2章 人はどういう時に酒を飲むのか
第3章 酒飲みの愉楽「産地巡礼」旅の酒
第4章 海外そぞろ歩き、胸騒ぎの徘徊酒
第5章 東京の下町、居酒屋はしご酒
第6章 くつろぎの酒

著者等紹介

島田雅彦[シマダマサヒコ]
1961年東京都生まれ。小説家、法政大学国際文化学部教授。東京外国語大学外国語学部ロシア語学科卒。大学在学中に小説『優しいサヨクのための嬉遊曲』でデビュー、芥川賞候補となる。84年『夢遊王国のための音楽』で野間文芸新人賞受賞。92年『彼岸先生』で泉鏡花文学賞受賞。2006年『退廃姉妹』で伊藤整文学賞受賞。08年『カオスの娘』で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。他にオペラ台本、翻訳等、幅広い分野でも活躍。08年7月から米国ニューヨークに滞在中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

再び読書

8
作家としての島田氏と違う一面が見られる。酒を飲むことを楽しむ氏のスタイル、こだわりが読めて面白かった。朝から飲むことに飲んべいはうらやましさを禁じえない。まさに酒飲みとは愚かなことなのでしょうか?海外で色々な種類の酒を飲むことにも憧れてしまう。ぼくの夢はスコットランドの蒸留所巡りなので、それに向けて希望を持って頑張ります。2013/06/20

Naota_t

5
#2252/★3/私は酒を飲ないが、酒飲みの意見も知りたくて読んだ。結果、私と相容れない部分が多かった。「令嬢を口説くには、自信ありげに先生然と振る舞うことが望ましい。令嬢こそ掃き溜めが似合う」(p51)など、軽佻浮薄な部分が多かったためです。「どこにいても、気取らず、気負わず、しかし背筋を伸ばして凛として飲めば、それは美しい酒飲み」(p147)と言うが、さすがに公園で飲み明かすのは…。「土地の風土を知るためには、その土地の水や産物でできた酒と料理を味わうことが一番」(p109)は分かる気がしました。2025/05/23

おたか

4
「酒道」というより、酒の魅力、酒との付き合い方について書かれている。もっとも共感したのは、旅先での酒の楽しみ方。その町の酒場に行き、その町の酒を飲み、その町流の飲み方をすることが、何よりの旅の思い出になり、その土地柄をも知ることができるという点。また、東京の主に東方面の大衆酒場探訪も興味深い。東十条の『埼玉屋』で、エスカルゴバターを乗せた脾臓、食べてみたい! 韓国の『安東焼酎』飲みたい!2013/01/31

藤花@ママライフ奮闘中

3
「世界のどんな辺境の地に行っても、人のいるところで酒場のないところはありません。」2013/08/05

いのふみ

3
蔵元を訪ねる話や海外酒事情はペダンチックで、自慢っぽい感じがしないでもないが、「茶道」に対して「酒道」の概念や、夕方からの気儘な徘徊や、はしご酒や寺境内での酒呑みはぜひやってみたいと思った。2012/03/11

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