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内容説明
「小さい家」ほど快適で住みやすい。狭い間取りを広く住むには?日本建築の第一人者が提言する住まいの知恵。
目次
第1章 エコロジーの家づくり―エコロジーは美が生む世界に他ならない(家は小さい方がよい;エコロジーの切り札は「暮らし方」;機械に使われてたまるか ほか)
第2章 家づくりの知恵―環境共棲の技術は歴史的に多層化してきた(過密地で快適に住む方法;清潔を好むのは人間の美徳;食洗機はアンチエコである ほか)
第3章 美しく住むために―町に開かれる人の暮らしが生活の原点(設備機器依存は家の短命化を招く;門は造らぬ方が良いことだらけ;少ない材で強い家にする ほか)
著者等紹介
吉田桂二[ヨシダケイジ]
1930年、岐阜県生まれ。一級建築士。工学博士。日本を代表する日本建築の第一人者として活躍。52年、東京美術学校(現東京芸術大学)卒業。日本大学理工学部非常勤講師、熊本大学客員教授、東京芸術大学客員教授などを歴任。2000年、(有)連合設計社市谷建築事務所代表取締役に就任。03年、「吉田桂二の木造建築学校」開校。全国町並み保存連盟顧問、日本ナショナルトラスト保存活用委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
bittersweet symphony
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<追悼> 建築計画・間取りのHOW TO本として読むと(タイトルからはそうとしか取れないわけですが)肩透かしを食らう今の建築とそれを取り巻く状況への恨みつらみを思いつくまま書いている内容。吉田桂二(1930-2015)さんの他著作には実際的な間取り指南的なものもあるのでまずはそちらから入るのが正解ではあります。内容的には高度経済成長期の建築業が大きく道を踏み外してしまって今に至ること、現在のトレンドがエコロジーとはとてもいえないにもかかわらずそういう謳い文句でビジネスにされていることが語られています。2012/07/02