角川oneテーマ21
富士山を汚すのは誰か―清掃登山と環境問題

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  • サイズ 新書判/ページ数 203p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784047101425
  • NDC分類 519.815
  • Cコード C0295

内容説明

意外と知らない日本の“象徴”の深刻な汚れの理由は何か。

目次

序章 富士山から変えていく!
第1章 地球を汚しているのは人間
第2章 エベレスト清掃登山で得た教訓
第3章 日本の象徴、富士山を変える
第4章 富士山、明日への提言
第5章 日本人の環境意識を見直す
終章 環境問題に国境なし

著者等紹介

野口健[ノグチケン]
1973年8月21日、アメリカ・ボストン生まれ。外交官である父に伴い、サウジアラビア、エジプトなど世界各地で幼年時代を過ごす。高校停学中に出会った植村直己氏の著書『青春を山に賭けて』に感銘を受け、登山を始める。翌年16歳にしてヨーロッパ大陸最高峰モンブランへの登頂を果たしたのを皮切りに、99年5月に念願のエベレストの登頂に成功し、「7大陸最高峰世界最年少登頂記録」を25歳で樹立した。以後、新たな挑戦として、清掃登山を開始。「富士山から日本を変える」をスローガンに日本の象徴である富士山の環境保全につとめている。了徳寺大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばりぼー

29
静岡県には「富士山の日(2月23日)」という意図不明の記念日があります。日付に歴史的な意義があるわけではなく、単なる語呂合わせ、いいふーふ(11月22日)と同レベルです。知事はこの日を県をあげての祝日にしたいようですが、行政側に霊峰富士に対する敬意が感じられないため全く足並が揃いません。日本一のゴミの山が、現在多少なりとも改善されたのは、本当に野口さんの清掃登山のおかげです。野口さん自身も、スポンサーが環境破壊をしている企業ばかりというジレンマがあるようですが、その行動力と啓蒙活動には敬服します。2013/07/31

やまえつ

6
富士山がテーマになっているが、ヒマラヤの話の方が印象に残った。私も野口さんが参加した富士山清掃に二度ほど参加したことがあるが、大量のゴミが人海戦術であっという間に片付いてしまうのはある意味レジャー感覚を抱かせるものだったが、この本を読んで意識が変わった。皆さんに是非この本を読んでいただきたい。2008/10/05

本虫

5
エベレストにおいてきた荷物がごみとして問題になるなんて夢にも思っていなかったけれど、極寒の環境が、ごみをそのままの姿で何十年も留めて初めて、ごみを捨て続けると大変なことになるぞという危機感を生んだようです。8000メートル級の山では常識が通じません。2015/11/15

Mark

5
海外へ行くと「日本は町にゴミが落ちてなくてキレイだ」とよく言われたのに、富士山にそんなにゴミがあるとはショックだった。でも、TVで不法投棄の特集はよく見るし、町内のゴミ回収を守らない人はいまだにいるから、結局は個々の意識の問題だな。日本人は世間体を気にするから、公共の場でのマナーはいいけど、個人を特定されにくい場でのマナーはいいとは言えない。著名な方が率先して清掃活動をしないとやはりなかなか人は集まらないのが現状か。野口さん、陰ながら応援してます。こちらも出来ることからやっていきますので。2013/02/07

愛奈 穂佳(あいだ ほのか)

4
【ココロの琴線に触れたコトバ】意識を持てば人は変わる。自分が暮らす場所を、山を、地球を、自分の手で守り、救う。――みんなの力で変えていこう2014/12/21

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