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内容説明
プロファイリング―映画やテレビで耳にする機会が増えたが、ドラマのように難事件を瞬時に解決する分析官は、実在しない。犯行の状況や遺留物などの膨大なデータを集め、精査し、見えない犯人を追い詰めていく。宮崎勤の連続幼女誘拐殺人事件を契機とする日本のプロファイリング研究を、貴重な資料と共に公開する。
目次
序章 犯罪心理を知りたい人の心理
第1章 凶悪犯罪と犯罪者プロファイリング
第2章 犯罪者の心理と行動
第3章 プロファイリングの最前線
第4章 地理的プロファイリング
終章 日本の犯罪者プロファイリング
著者等紹介
渡辺昭一[ワタナベショウイチ]
1943年山梨県生まれ。69年上智大学大学院文学研究科修士課程(心理学)修了。警察庁の付属機関である科学警察研究所で、犯罪行動科学部長などを務める。捜査面接、目撃証言、犯罪手口分析、人質事件の説得・交渉技術などの研究に従事。犯罪者心理や犯人像を追究する日本のプロファイリングの第一人者。現在は社会安全研究財団研究主幹
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちぃ
14
最近クリミナルマインドを観ていて、犯罪心理学に興味を持った。統計と地道な事例の積み重ねによる推理ということで、魔法の手法ではないけれど嗜好や劇場型みたいなものには有用な手段だと思った。2022/10/30
Prussian_Blue
3
Kindle本。類書を数冊読んだことありますがこれつまらなかった。説明がダラダラ続く感じで読み物というより資料。2017/12/22
厭世GUY
1
プロファイリングは、ホームズが一つの手がかりから即座に犯人を見つけだすという魔法のようなものでは無く、複数の現場をサンプルとし、時間・場所・被害者の共通項などから次の捜査手法を検討していくという、あくまで通常捜査の援助という地道な役割を担う。昨今の凶悪犯罪の増加(1993年からの10年間で重要犯罪の認知件数が強盗2.8倍、強制わいせつ2.7倍、強姦1.5倍増という2003年版警察白書の統計を根拠とする)により、欧米よりも遅れをとっている日本におけるプロファイリングの現状を踏まえその有用性を指摘している。2014/12/07
金沢 衛
1
凶悪犯の素顔を浮き彫りにするはずが、プロファイルだけでは、容易に犯人を検挙出来ない。地道な捜査に王道無し。少し肩透かしだ。2014/04/14
シン
0
面白い。勉強にもなった。2005/03/07
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