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内容説明
スケールが大きく豪胆な棋風で知られる囲碁棋士・藤沢秀行。現役時代、アル中、女性問題、出奔、ギャンブル、多大な借金、二度のがん闘病などの数々の難局…。そんな夫を妻として支え続けた著者の五十年の道のりを描いたノンフィクション。
目次
第1章 結婚まで
第2章 女の意地
第3章 火宅
第4章 愛憎こもごも
第5章 二度のガン
第6章 お釈迦さまと孫悟空
第7章 引退、そしていま
著者等紹介
藤沢モト[フジサワモト]
昭和4年、新潟生まれ。19歳で上京後、20歳で囲碁棋士・藤沢秀行と結婚。以後50年間夫を助け、現在に至る。ギャンブル、借金、出奔、女性、アル中、二度にわたる癌闘病…結婚直後から、天才棋士にして型破りな夫からもたらされる数々の難局を乗り越え、起伏に富んだ長い夫婦の道のりを歩む。その間、華道教授や洋裁で家計を支え、二人の間にもうけた三男を育てる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
49
【やりたい放題やってきた人:ギャンブル、借金、出奔、女性、アル中、二度の癌……】囲碁界の伝説的鬼才・藤沢秀行と20歳で結婚し、破天荒な夫を支え続けた妻が綴る記録。2003年刊。著者は、怒鳴られても言い返し丁々発止で、 <「このクソ婆ァ、てめえがきちんとしとかねぇからいけねぇんだ。とっととくたばりやがれ!」まるで狛犬のような形相で罵声を響かせているのは、主人/「私はあなたより先にくたばったりはしませんよ。長生きして、これから人生を充分に愉しんで、いい思いをたくさんしてからじゃなきゃ死ねませんからね」>と。⇒2024/09/22
harupon
22
友人が読んだ本を借りた。なんという破天荒な夫。酒に女にギャンブルに。借金だらけの暴れん坊男。こんな無茶苦茶な勝負師の妻。はぁ…藤沢モトさん、凄い!!友人のリクエストを私が代理で図書館予約している。この本の続編「大丈夫、死ぬまで生きる」も楽しみです。2024/09/13
うりぼう
7
一芸に秀でた人は、普通の人とは違う? いや、単なる甘えん坊。2009/01/28
しじま
6
天才棋士で囲碁普及の功労者であった藤沢秀行。だが私生活は飲酒、博打、女に溺れて滅茶苦茶だった。しかもダメ人間ぶりを別に隠していた訳でもなかったらしく方々に迷惑をかけまくり。そんな夫とものすごい根性で夫婦関係を続けきった著者。本人も書いてる通り彼女もなかなか普通じゃないしぶっ飛んでいたんだなぁ。他人並であることを切り捨てればそりゃ生きづらさは少しはマシになるかもしれないが、そこまで割り切るのかと驚いた。 2025/03/17
daichan
4
すごすぎる。 それだけ。 秀行免状のことは、知らなかった。2016/01/09