角川選書<br> 秀吉と家臣団の城

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角川選書
秀吉と家臣団の城

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  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047037038
  • NDC分類 210.48
  • Cコード C0321

出版社内容情報

山の上に土で造られた戦国の城は、信長・秀吉によって、石垣、瓦、礎石建物(天守)を備える城へと大きく変わった。秀吉は平地にも石垣を築き、堀や惣構を設ける。巨大な土木構造物は政権のシンボルとなり、近世城郭の祖型となった。織豊期城郭研究の第一線に立つ著者が、秀吉一門の居城や、対徳川を想定した拠点の城、合戦で築かれた陣城などを、遺構・遺物から分析し、築城から政策、そして戦術までをも明らかにする。

【目次】

第一章 秀吉の居城
 山崎城/大坂城/聚楽第と御土居/淀城/指月伏見城と木幡伏見城/京都新城/肥前名護屋城

第二章 一門の城
 秀次と八幡山城/秀次と清須城/秀勝と亀山城/秀勝と大垣城/秀長と大和郡山城/金箔瓦と桐紋瓦を用いた城

第三章 家臣団の城
 大名側からの豊臣城郭化/宇喜多秀家と岡山城/毛利輝元と広島城/浦戸城

第四章 天正一三年体制の城
 堀尾吉晴と佐和山城/山内一豊と長浜城/中村一氏と水口岡山城/浅野長政と大津城/多賀秀種と宇陀松山城/本多利久と高取城

第五章 天正一八年体制の城
 田中吉政と岡崎城/池田照政と吉田城/堀尾吉晴と浜松城・宗光と二俣城/山内一豊と掛川城/中村一氏と駿府城・一栄と三枚橋城

第六章 蒲生氏の会津における本支城体制
 蒲生氏郷と会津若松城/蒲生領の支城網/蒲生氏郷と九戸城

第七章 合戦と陣城
 賤ヶ岳合戦と陣城/小牧長久手合戦と陣城/小田原城攻めと石垣山一夜城/杉山城は織豊系城郭か/韮山城攻め/朝鮮出兵と倭城構築1 壱岐勝本城と対馬清水山城/朝鮮出兵と倭城構築2 慶尚南道と全羅南道に築かれた倭城

終章 秀吉の居城と陣城の意味するもの

内容説明

山の上に土で造られた戦国の城は、信長・秀吉によって、石垣、瓦、礎石建物(天守)を備える城へと大きく変わった。秀吉は平地にも石垣を築き、堀や惣構を設ける。巨大な土木構造物は政権のシンボルとなり、近世城郭の祖型となった。織豊期城郭研究の第一線に立つ著者が、秀吉一門の居城や、対徳川を想定した拠点の城、合戦で築かれた陣城などを、遺構・遺物から分析し、築城から政策、さらに戦術までをも明らかにする。

目次

第1章 秀吉の居城
第2章 一門の城
第3章 家臣団の城
第4章 天正一三年体制の城
第5章 天正一八年体制の城
第6章 蒲生氏の会津における本支城体制
第7章 合戦と陣城
終章 秀吉の居城と陣城の意味するもの

著者等紹介

中井均[ナカイヒトシ]
1955年大阪府生まれ。考古学者。滋賀県立大学名誉教授。龍谷大学文学部史学科卒業。滋賀県文化財保護協会、長浜城歴史博物館館長、滋賀県立大学人間文化学部教授などを歴任。専門は中・近世城館遺跡、近世大名墓。日本城郭協会評議員、織豊期城郭研究会代表、大名墓研究会代表を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Kiyoshi Utsugi

39
中井均の「秀吉と家臣団の城」を読了しました。 ・秀吉の居城 ・一門の城 ・近江の支城網 ・家臣団の城 ・天正十三年体制の城 ・天正十八年体制の城 蒲生氏の会津における本支城体制 ・合戦と陣城 ・秀吉の居城と陣城の意味するもの という構成。 考え方は、前著となる「信長と家臣団の城」と同様で、まず本人によって築かれた居城、それに続いて一門の城、さらに家臣団の城、最後に陣城に対しても考察するというもの。 西本願寺の飛雲閣(伏見城天守の移築と言われるもの)に行けなかったのは残念。😭2023/06/01

ようはん

21
信長が築いた城の特徴であった天守閣、石垣、瓦葺きを継承しつつもいわゆる平山城から離れなかった信長に対して平城を築城し、新たに総構を取り入れたのが秀吉の城の特徴であろうか。とはいえ石垣山一夜城のような陣城にわざわざ石垣を取り入れ大坂城や伏見城、聚楽第などの大掛かりな拠点を短期間に建設する、朝鮮出兵を見据えての名護屋城建築を初め、海上輸送を考慮した毛利氏の広島城への移転など経歴を並べても秀吉の力の強さとスケールの大きさを感じさせる。2023/11/04

onepei

3
陣城はおもしろそうだ2022/02/13

ひよこ

1
既訪の城はイメージ沸く2022/02/11

ふー

0
久しぶりの城郭関係本。読んでる間は本当に楽しいひとときで、現在の研究はこうなってるのねと思いながら読みました。他の本も読んでみよう。2023/01/29

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