角川選書<br> 戦争宗教学序説―信仰と平和のジレンマ

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戦争宗教学序説―信仰と平和のジレンマ

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  • サイズ 46判/ページ数 306p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047036925
  • NDC分類 160
  • Cコード C0314

出版社内容情報

従軍する聖職者、帝国海軍の艦内神社、聖書の一節を示す銃の刻印──。なぜ戦争は宗教を求め、宗教もまた武器や戦いのイメージを用いるのか。宗教学と戦争研究の交錯点から「平和」の意味を問う人文学の新たな試み。

内容説明

英雄となった従軍聖職者たち。大日本帝国海軍の艦内神社。聖書の一節が刻印されたライフル照準器―。古来、軍隊では「宗教的服従」が求められ、宗教においては「信仰とは戦いである」と説かれてきた。なぜ軍事は宗教的なものを求め、信仰もまた戦いや武器の比喩で語られるのだろうか?宗教学と戦争研究の交錯点に注目し、人間の可能性、限界、矛盾を凝縮した営みとしての宗教・戦争から「平和」の意味を問う、人文学の新たな試み。

目次

第1章 軍事のなかの宗教的なもの(宗教的に営まれる軍事;お守りなしではいられない兵士たち)
第2章 戦場で活動する宗教家たち(従軍チャプレンの諸相;軍隊における「祈り」)
第3章 軍人に求められる「精神」(軍隊における「精神力」;「士気」と宗教)
第4章 「宗教的服従」を説いた軍隊(精神力重視の背景;日本軍の「必勝の信念」)
第5章 宗教と平和のアイロニー(宗教の軍事的な側面;平和に対する本音と限界)

著者等紹介

石川明人[イシカワアキト]
1974年生まれ。北海道大学卒業、同大学院博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。現在、桃山学院大学教授。専攻は宗教学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Go Extreme

1
武器と宗教の結びつき 兜の装飾 軍旗 天皇の象徴 神聖なもの 軍旗祭 非日常と解放感 戦国時代の宗教儀式 士気鼓舞 お守り 南無阿弥陀仏 従軍チャプレン 宗教 士気 道徳 日本の従軍僧 布教 慰問 宣撫工作 徴兵逃れ祈願 弾丸よけ 軍隊における精神の重要性 精神力 日本軍の精神教育 精神主義 勇気 死への向き合い方 ソクラテスの勇気 命令への絶対的服従 天皇からの命令 平和主義 理想と現実のギャップ 特攻隊員の姿 死を目前に 妖刀村正 武器の象徴性 ロシア軍 戦闘機への聖水 石原莞爾 仏教信仰 戦争観2025/05/19

onepei

1
命の奪い合いというストレスに対しての宗教の立ち位置2024/11/30

山中鉄平

1
宗教が平和ではなく戦争を生む理由を探るテーマに期待したが、明快な答えは得られなかった(私の読解力不足である)。「平和を唱えるだけでは実現しない」という主張には共感するが、議論の深掘りが足りず物足りなさを覚えた。一方で、「チャプレン」という言葉や、石原莞爾と宮沢賢治が国柱会を通じてつながっていた事実、戦艦大和沈没時の人間の「業」など興味深いエピソードも多い。特に軍国教育が皇国史観や儒教精神とどう結びつくのか曖昧で、基盤への疑問が残った。得た視点は新鮮だったものの、全体的には消化不良感が強い一冊となった。2024/11/27

horada

0
**2025/03/16

マウンテンゴリラ

0
歴史的にも宗教と戦争が密接に関係したものであることは、本書を読んでよく理解できた。しかし反面、それは特に驚きと言う訳でもなく、私のように特定の宗教の信者と言えない様な人々にとっても、客観的、日常的に感じられることでもある。ある意味、戦争,戦闘,暴力といったものと、宗教とは古来より密接な関係を持っており、それがそもそもの人間の性と言えるのかも知れない。確かに自分自身のことを振り返ってみても、宗教になど興味の無かった子供時代においても、正義や平和と言ったことへの関心はあったが、それらは家庭や学校教育の→(2)2024/12/17

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