角川選書<br> 万葉のことばと四季―万葉読本〈3〉 (新装版)

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角川選書
万葉のことばと四季―万葉読本〈3〉 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047036864
  • NDC分類 911.12
  • Cコード C0395

出版社内容情報

大宝律令、壬申の乱、遣唐使による新文化の流入――国が新たな形へと変貌していく激動の時代、万葉集は人びとの精神の発露として生まれた。神秘性、多義性を持つ万葉の「ことば」への考察をふまえ、花、月など自然への畏敬心を浮き彫りにし、人びとの心のあり様を多角的にとらえようと試みる。緻密な学究的検証とのびやかな文学的発想をもって紡がれる「中西万葉学」の跳躍。新装による万葉講義、第三弾。

内容説明

大宝律令、壬申の乱、遣唐使による新文化の流入―国が新たな形へと変貌していく激動の時代、人びとの精神の発露として万葉集は生まれた。神秘性、多義性を持つ万葉歌の「ことば」への考察をふまえ、花、月など自然への畏敬心を浮き彫りにし、人びとの心のあり様を多角的にとらえようと試みる。緻密な学究的検証と、のびやかな文学的発想をもって紡がれる「中西万葉学」の跳躍。新装による万葉講義、第三弾。

目次

1(話者としての持統;月の遊び;万葉の花 ほか)
2(万葉の四季;飛鳥万葉の時代背景;万葉集と律令 ほか)
3(万葉歌人の系譜)

著者等紹介

中西進[ナカニシススム]
1929年、東京生まれ。東京大学大学院博士課程修了。文学博士。高志の国文学館館長、国際日本文化研究センター名誉教授、大阪女子大学名誉教授、京都市立芸術大学名誉教授。1970年に日本学士院賞を受賞。2005年に瑞宝重光章、2013年に文化勲章を受章。著書は『万葉と海彼』(第3回和辻哲郎文化賞、角川書店)、『源氏物語と白楽天』(第24回大佛次郎賞、岩波書店)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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はちめ

9
上代特殊仮名遣いについて勉強したことがないのでよくわからないが、甲群と乙群は異なる語源を意味するのではなく、同じ読みで異なる意味を使い分けていた万葉人達が表記も使い分けたということではないのだろうか。万葉集とは関係ないが、ひとふ、みとむ、よとやが倍数になっているというのは初めて知った。これをもって古代日本人が8までしか認識していなかったというのはどうだろうか?☆☆☆☆2020/02/16

はちめ

6
万葉集の作品の説明だけではなく、時代、社会、作者たちなど様々な視点で書かれている。古代史に関する記述が多いので作品を鑑賞するという点においてはやや不満が残るが、万葉集という特殊な歌集を読むにはある程度その時代に関する知識も必要ではある。何しろ千年以上前の日本人による詩歌集なのだから。☆☆☆☆★2022/07/25

れいまん

1
昭和50年代に著者が各雑誌等に寄稿↓ものを、まとめたもの。元号が令和になり、再版されている 万葉集とはの答えがここにあると言った著者ならではの内容2022/07/07

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