角川選書<br> 戦国大名と国衆

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角川選書
戦国大名と国衆

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  • サイズ B6判/ページ数 312p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047036703
  • NDC分類 210.47
  • Cコード C0321

出版社内容情報

領国支配と軍事編成――その中核に誰がいたのか。戦国大名の領国は、軍事侵攻で制圧した直轄支配地域と、彼らに従属した「国衆」(先方衆とも)が排他的に支配する「領」(「国」)とでモザイク状に構成されていた。この戦国期固有の領主たちはいかに誕生したのか。大勢力の狭間で翻弄されながらも、その傑出した実力で戦国大名とどのような双務的関係を結び、彼らの権力構造にいかなる影響を及ぼしていたのか。武田氏を主軸に、史料渉猟から浮かび上がる国衆の成立・展開・消滅の歴史を追い、戦国大名の領国支配と軍事編成の本質を総括・通覧する。

はじめに
第一章 戦国期の国衆と先方衆
第二章 室町期国人領主の成立と展開
第三章 国人領主から国衆へ
第四章 戦国大名領国下の国衆「領」(「国」)
第五章 国衆の武田氏従属
第六章 先方衆としての国衆と武田氏
終 章 武田氏滅亡と国衆
参考文献一覧
あとがき

平山 優[ヒラヤマ ユウ]
著・文・その他

内容説明

戦国大名の領国は、軍事侵攻で制圧した直轄支配地域と、彼らに従属した「国衆」(先方衆とも)が排他的に支配する「領」(「国」)とでモザイク状に構成されていた。この戦国期固有の領主はいかに誕生し、大勢力の狭間で翻弄されながらも、その傑出した実力で戦国大名の権力構造にどのような影響を及ぼしていたのか。武田氏を主軸に、史料渉猟から国衆の成立・展開・消滅の歴史を追い、戦国大名の領国支配と軍事編成の本質を総括・通覧する。

目次

第1章 戦国期の国衆と先方衆
第2章 室町期国人領主の成立と展開
第3章 国人領主から国衆へ
第4章 戦国大名領国下の国衆「領」(「国」)
第5章 国衆の武田氏従属
第6章 先方衆としての国衆と武田氏
終章 武田氏滅亡と国衆

著者等紹介

平山優[ヒラヤマユウ]
1964年東京都生まれ。立教大学大学院文学研究科博士前期課程史学専攻(日本史)修了。専攻は日本中世史。山梨県埋蔵文化財センター文化財主事、山梨県史編さん室主査、山梨大学非常勤講師、山梨県立博物館副主幹を経て、山梨県立中央高等学校教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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パトラッシュ

53
司馬遼太郎の時代にはなかった国衆という概念は、戦国期理解に欠かせぬものとして時代小説にも浸透しつつある。単に大名に服属した中小領主と思われがちだが、大きな自治権を有し大名権力をも左右した実態は相当複雑だ。著者の専門である武田氏を取り上げて、その成立から大名と国衆の関係がどう変わってきたかを史料に基づき明らかにする。勝頼を見限って一斉に離反したのが武田滅亡の原因となったとは、間違いなく戦国史を動かす存在といえる。伊達や毛利、大友や島津でも国衆と大名の関係が注目されており、新たな歴史研究の先駆的業績といえる。2020/11/07

スー

24
77武田家の国衆と戦国大名の関係を読み解いてそこから周辺の国衆達の動向を見ていく。先方衆という名を見てただ最前線を任される可哀そうな人達というイメージを持ってましたが一万石ほどの領地を持った有力な国衆を指し取りまとめ役を努めていた。領国経営や勢力拡大には国衆の重要性が良くわかりましたが武田家滅亡のきっかけとなった高天神城落城後を見ると国衆の信頼を失うとあっと言う間に一部の直轄地以外の領土を失い破滅するという破壊力も秘めていて国衆の怖さも改めて認識しました。恐ろしや〜2022/09/04

YONDA

19
武田氏を基にして、大名と国衆の関係を書き上げた良書だと思います。国衆なくして領地運営は上手く行かず、軍事行動にも支障を来す。高天神城に籠城する国衆に後詰めを出せず助けられず、見殺しにしてしまったことが国衆の離反を生み、武田滅亡へと突き進むのが両者の関係を顕著に表しているのではないかと思う。そして、武田の先方衆から豊臣期と徳川期を生き延びた真田家の凄さを改めて感じさせる。2021/08/29

さとうしん

14
武田氏領国を例として、室町期の国人領主から戦国期の国衆へ、そして国衆の終焉までを追う。「戦国大名」「国人」「国衆」などについて歴史学の用語としての概念規定の問題にこだわっているのは、他の地域・時代の研究でも良い手本になりそう。本論の方では、大名と国衆との関係が江戸期の幕府・将軍と大名との関係のひな形として生かされているのかなと感じた。続考として、国衆の終焉の過程をもう少し詳しく読みたい。2019/01/12

m__akiyoshi

8
家中の支持を得ないと追放されちゃう国衆当主。そしてそれら国衆が自分たちの戦力に欠かせない大名家。国衆と大名家はGive&Takeの関係。一般的に身分が上の人が下の人を支配する、という考え方は通用しない時代。2019/08/29

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