出版社内容情報
西洋の哲学はここからスタートした。古代ギリシア哲学入門として必読の書。古代ギリシアを代表する哲学者ソクラテス。
その生涯は刑死という衝撃的な最期を迎えたが、その裁判の一部始終をプラトンが記録したのが『ソクラテスの弁明』である。誰よりも正義の人であったソクラテスが裁判で何を語ったかを伝えることで、彼の生き方を明らかにした名著。
幸福であるためには、何が自分にとって善であるかを知っていなければならない。これが知恵や真実を求める意味であり、この意味での善悪の知が魂を優れたものにするーー。古代ギリシア哲学の白眉ともいえる『ソクラテスの弁明』の全文を新訳とわかりやすい新解説で読み解く。「徳」と訳されるアレテーなどギリシャ哲学の概念にも触れつつ、ソクラテスの言動や思想を通して哲学とは何かに迫る。
岸見 一郎[キシミ イチロウ]
著・文・その他
内容説明
幸福であるためには、何が自分にとって「善」であるかを知っていなければならない。これが知恵や真実を求める意味であり、この意味での善悪の知が魂を優れたものにする―。古代ギリシア哲学の白眉ともいえる『ソクラテスの弁明』の全文を新訳とわかりやすい新解説で読み解く。「徳」と訳される「アレテー」などギリシア哲学の概念にも触れつつ、ソクラテスの言動や思想を通して人生とは何か、哲学とは何かに迫る。
目次
ソクラテスの生涯(裁判;ソクラテスの徳;相対主義を超えて;プラトン)
『ソクラテスの弁明』(弁明の前に―真実を語ること;中傷の起源;古くからの告発者への弁明;人間教育;デルポイの神託 ほか)
著者等紹介
岸見一郎[キシミイチロウ]
1956年、京都生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学(西洋哲学史専攻)。京都教育大学教育学部、奈良女子大学文学部(哲学・古代ギリシア語)、近大姫路大学看護学部・教育学部(生命倫理)非常勤講師、前田医院(精神科)勤務、京都聖カタリナ高等学校看護専攻科(心理学)非常勤講師を歴任。専門の哲学に並行してアドラー心理学を研究、精力的に執筆・講演活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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