角川選書<br> 仏教からよむ古典文学

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仏教からよむ古典文学

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  • サイズ B6判/ページ数 328p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047036154
  • NDC分類 910.2
  • Cコード C0315

出版社内容情報

源氏物語から漱石まで──物語と仏教の緊張関係から文学に新たな光をあてる出家に憧れながらも愛欲の世界にとどまり、
歯がゆい生を送ったように見える源氏物語の登場人物たち。
しかしその曖昧さの中にこそ、日本の思想と文学を貫く、
王権と仏法の緊張関係が示されているのではないか──。
源氏・平家物語から徒然草、能、平塚らいてう、夏目漱石まで。
仏教という補助線によって、顕/冥、男性/女性、夢/現などの
物語構造を浮かび上がらせ、日本文学の新たな魅力を引き出す全6章。

 【目次】

1 源氏物語と仏教

2 平家物語と仏教

3 能と仏教

  修羅の救い
  大和をめぐる能と宗教
  中世思想の転回と能

4 仏典とその受容

  仏教経典概論
  経典に見る女性
  仏教と夢
  西欧における日本仏教の紹介

5 思想と文学の間

  真福寺写本から見た中世禅
  思想家としての無住道暁
  『徒然草』の酒談義
  良寛と仏教――『法華讃』をどう読むか
  禅と女性

6 愛と修道――漱石のジェンダー戦略

末木 文美士[スエキ フミヒコ]
著・文・その他

内容説明

出家に憧れながらも愛欲の世界にとどまり、歯がゆい生を送ったように見える源氏物語の登場人物たち。しかしその曖昧さの中にこそ、日本の思想と文学を貫く、王権と仏法の緊張関係が示されているのではないか―。源氏・平家物語から徒然草、能、平塚らいてう、夏目漱石まで。仏教という補助線によって、顕/冥、男性/女性、夢/現などの物語構造を浮かび上がらせ、日本文学の新たな魅力を引き出す全6章。

目次

1 源氏物語と仏教
2 平家物語と仏教
3 能と仏教
4 経典とその受容
5 思想と文学の間
6 愛と修道―漱石のジェンダー戦略

著者等紹介

末木文美士[スエキフミヒコ]
1949年、山梨県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。博士(文学)。東京大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授。専門は仏教学・日本思想史。仏教を含めた日本思想史・宗教史の研究とともに、広く哲学・倫理学の文脈のなかで、現代に生きる思想としてそのあり方を模索(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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chisarunn

7
古典文学の仏教との関わりをわかりやすく解説してある本。といっても自分は「源氏物語」の項しかマジメに読んでないんですすみません。だって「平家物語」なんか初めっから「仏教説話」じゃん。琵琶法師が語ってるんだし。「源氏」はその点、根底に仏教の精神があるものの登場人物それぞれの立場で関わり方が違うし作者はそれに是非を言ってない。小説としてはあたりまえだが平安時代の物語としてはあたりまえではない。作者の柔軟な精神が、一千年を経た今でもかの物語を読むに値する小説にしているのだ。2023/04/26

AR読書記録

3
『源氏物語』をよむと、仏教の位置づけがなんだか腑に落ちなくて(僧を身近に置きつつも信用してない&見下してる感じ)、なんだろなーと思っているところに、「源氏物語と仏教」という項が含まれていたので読んでみました。まあ、その点で直接に参考になる話ではなかったと思うけれど、平安時代でも仏教ってまだ社会への受け入れ(位置づけ)過渡期だなあということはしみじみと。仏教伝来以前の他界感・宗教観との融合がキメラ的な。この本全体の感想としては、全体に女性への目配りが行き届いていて、うむうむと思います。2018/04/21

keico

0
難しかった~。 古典と仏教が密接に関係していることがわかりました。2018/03/22

ikeikeikea

0
タイトルは仏教から読む古典文学だが、文学と関係ない論文も多数収録されているので文学目当てに読む人は注意が必要。また源氏物語や平家物語についてのある程度の知識がないとついていくのが難しいかもしれない。本書の特徴としては今までは著者が向き合ってきた”他者”が死者であったのとは対照に女性が向き合うべき他者となっていることである。仏教と古典文学に関係に興味がある読者よりも仏教と女性の関係性に興味がある読者向けと言える。2018/03/21

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