角川選書<br> 『兵範記』を読む―保元の乱の全記録

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『兵範記』を読む―保元の乱の全記録

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  • サイズ 46判/ページ数 414p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047036031
  • NDC分類 210.39
  • Cコード C0321

出版社内容情報

『兵範記』は、桓武平氏の「日記の家」に生まれた平信範が、21から73歳のあいだ残した記録。摂関家の藤原忠通・基実に仕えた家司にして実務官僚の信範は、権力中枢に関わる情報を入手できる立場にあり、新興の武門平氏との関係も深かった。崇徳院・藤原頼長が挙兵に至った経緯、天皇方の戦力、戦後処理など、古記録からは、『愚管抄』『保元物語』とは異なる摂関家の内部事情が窺える。イメージを一新した貴族の姿を描く、著者渾身の遺作。

内容説明

『兵範記』は、桓武平氏の「日記の家」に生まれた平信範が、21から73歳のあいだ残した記録。摂関家の藤原忠通・基実に仕えた家司にして実務官僚の信範は、権力中枢に関わる情報を入手できる立場にあり、新興の武門平氏との関係も深かった。崇徳院・藤原頼長が挙兵に至った経緯、天皇方の戦力、戦後処理など、古記録からは、『愚管抄』『保元物語』とは異なる摂関家の内部事情が窺える。イメージを一新した貴族の姿を描く、著者渾身の遺作。

目次

序論
第一部 摂関家への奉仕と鳥羽院政期の政情(中宮藤原聖子と家政;美福門院得子と平忠盛 ほか)
第二部 忠通・頼長の相克―仁平二年~仁平四(久寿元)年(氏長者藤原頼長の誕生―忠実の忠通義絶;仁平二年の前半―頼長の大饗・基実の公卿昇進 ほか)
第三部 保元の乱前夜―久寿二年~久寿三(保元元)年(久寿二年前半―孤立する頼長;近衛天皇の死去 ほか)
第四部 保元の乱の結末(崇徳院・頼長方の軍勢;後白河天皇方の勝利 ほか)
補編

著者等紹介

元木泰雄[モトキヤスオ]
1954年、兵庫県に生まれる。1978年、京都大学文学部史学科国史学専攻卒業。1983年、京都大学大学院文学研究科博士課程研究指導認定退学。京都大学名誉教授、京都大学博士。2024年4月、没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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パトラッシュ

116
保元の乱は源平台頭の契機となった大事件だが、渦中で一部始終を目撃した現場証人の日記は想像を超えた生々しい実態を暴露する。全ては藤原忠実が老いてから儲けた次男の頼長を偏愛し、長男忠通に譲った家督を頼長に強引に移したのが原因だった。優秀だが傲慢な頼長は気に入らぬ者を弾圧して鳥羽院や公卿に嫌われ、後白河天皇即位後は失脚確実となった。頼長はプライド故に失敗を認められず、崇徳院と組んで乱を起こしたのだ。史料引用が多く文章も硬めで読みやすくはないが、摂関家の親子兄弟喧嘩が貴族政治に終止符を打った状況がよく理解できる。2025/05/15

若黎

10
井上靖『後白河院』で平兵範の存在を知ってから、読んで見たかった『兵範記』。全訳ではないけれど、保元の乱前夜までの摂関家の様子が読める。没官の憂き目にあった東三条邸も屈辱的な氏長者を受諾することで、回収できたようだが、権力は坂を転がるように落ちていってしまった。2025/05/26

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