出版社内容情報
戦争広告は、いかに”嘘”をついたのか――?
戦争広告は、いかに”嘘”をついたのか――?
太平洋戦争中、雑誌には多くの戦意高揚広告が掲載され、また、日本各地で戦争展覧会が開催された。 それらは誰の、どんな意図によって作られ、人々はどのような影響を受けたのだろう。視覚イメージから戦争を読む。
はじめに
序章
第一章 戦争のはじまり
第二章 乾坤一擲と大躍進――大東亜戦争における軍事力
第三章 視覚文化としての銃後の覚悟
第四章 二一世紀における大東亜戦争
おわりに
はじめに
序章
第一章 戦争のはじまり
第二章 乾坤一擲と大躍進――大東亜戦争における軍事力
第三章 視覚文化としての銃後の覚悟
第四章 二一世紀における大東亜戦争
おわりに
内容説明
第二次大戦中、『アサヒグラフ』や『写真週報』といった多くの雑誌が、写真やテキストを使って戦争の様子を伝えた。さらに、日本各地で武器や写真を見せながら戦争の意義を説く博覧会が開催された。戦時下の日本で、雑誌の誌面や博覧会を見た国民は、どのような印象を持ったのか。また、それらは一体誰の、いかなる意図によって作られたものだったのだろう。視覚文化の視点から戦争の伝え方・伝わり方を解き明かす!
目次
序章
第1章 戦争の始まり(太平洋戦争の「聖戦」化;聖戦を展示する;「愚かな中国」)
第2章 乾坤一擲と大躍進―大東亜戦争における軍事力(大東亜戦争の視覚性;支配領域の拡大と視覚のトリック;視角文化としての軍事力;寛大な解放者;戦う身体)
第3章 視覚文化としての銃後の覚悟(つながれる戦地と銃後;耐える国民;身体を捧げる精神;農村の戦争;都市の戦争)
第4章 二一世紀における大東亜戦争(戦争をどう見せるか;戦争映画の二一世紀)
著者等紹介
森正人[モリマサト]
1975年、香川県生まれ。2003年関西学院大学大学院文学研究科博士課程修了、博士(地理学)。三重大学助教授を経て、07年より同大学准教授。専門は文化地理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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