角川選書<br> 戦争と広告―第二次大戦、日本の戦争広告を読み解く

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戦争と広告―第二次大戦、日本の戦争広告を読み解く

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  • サイズ B6判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047035836
  • NDC分類 674.21
  • Cコード C0331

出版社内容情報

戦争広告は、いかに”嘘”をついたのか――?

戦争広告は、いかに”嘘”をついたのか――?

太平洋戦争中、雑誌には多くの戦意高揚広告が掲載され、また、日本各地で戦争展覧会が開催された。 それらは誰の、どんな意図によって作られ、人々はどのような影響を受けたのだろう。視覚イメージから戦争を読む。

はじめに 
序章
第一章 戦争のはじまり
第二章 乾坤一擲と大躍進――大東亜戦争における軍事力
第三章 視覚文化としての銃後の覚悟
第四章 二一世紀における大東亜戦争
おわりに

はじめに 
序章
第一章 戦争のはじまり
第二章 乾坤一擲と大躍進――大東亜戦争における軍事力
第三章 視覚文化としての銃後の覚悟
第四章 二一世紀における大東亜戦争
おわりに

内容説明

第二次大戦中、『アサヒグラフ』や『写真週報』といった多くの雑誌が、写真やテキストを使って戦争の様子を伝えた。さらに、日本各地で武器や写真を見せながら戦争の意義を説く博覧会が開催された。戦時下の日本で、雑誌の誌面や博覧会を見た国民は、どのような印象を持ったのか。また、それらは一体誰の、いかなる意図によって作られたものだったのだろう。視覚文化の視点から戦争の伝え方・伝わり方を解き明かす!

目次

序章
第1章 戦争の始まり(太平洋戦争の「聖戦」化;聖戦を展示する;「愚かな中国」)
第2章 乾坤一擲と大躍進―大東亜戦争における軍事力(大東亜戦争の視覚性;支配領域の拡大と視覚のトリック;視角文化としての軍事力;寛大な解放者;戦う身体)
第3章 視覚文化としての銃後の覚悟(つながれる戦地と銃後;耐える国民;身体を捧げる精神;農村の戦争;都市の戦争)
第4章 二一世紀における大東亜戦争(戦争をどう見せるか;戦争映画の二一世紀)

著者等紹介

森正人[モリマサト]
1975年、香川県生まれ。2003年関西学院大学大学院文学研究科博士課程修了、博士(地理学)。三重大学助教授を経て、07年より同大学准教授。専門は文化地理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たくのみ

15
古臭い旧式の宣伝、と侮ってはいけない。たくみなキャッチコピー、若者を前面にだす写真、女性の生き生きした姿、群衆の迫力、秀逸なデザイン、わかりやすいイラスト、国家総動員とはこういうことなのだ。「爆弾は炸裂した瞬間しか爆弾ではない」という詩のもつ、えも言われぬ魅力。「英霊は君の奮闘を待っている」が恐ろしい。2016/05/25

niisun

14
自分がイメージしていた内容とは少し異なりましたが、最終章まで読んで作者の伝えたいことが少し解りました。広い意味でのメディアによる第二次大戦の意味生産プロセスを外観しつつ、最後に、21世紀の現代においても今なお続いている戦争の意味生産や意味の塗り直しの実態を解説しています。中でも、某元大阪市長による「ピースおおさか」の“加害展示”の撤去や『永遠の0』等にみられる現代の若者に蔓延る“自虐史観”に対する批判等は、意識的に行われている戦争に対する意味生産であることを頭に入れておくことが重要だと感じさせられます。2017/01/14

keroppi

12
タイトルから、戦時中の広告の本かと思ったが、戦争中から現代まで、戦争が視覚イメージでどう伝えられたかという本だった。図像も多く、その屈性した伝えられ方に、気分が悪くなってきた。事実は、様々な角度から見るべきであるという事をあらためて感じた。2016/09/07

kiho

11
戦争の歴史と意味…情報やメディアによって伝わり方に差が出るということ…そうか…。2018/06/04

masabi

8
【概要】展覧会・週刊誌を題材に戦争がどのように演出されていたのかを読解し、現代でも再現されていることを解説する。【感想】ものはメディアであり、メッセージを伝えるという視点に立つ。戦時には今時の戦争が聖戦であり帝国臣民には戦争遂行に向けた義務や努力を主体的に献身するよう誘導する。対して、現代では太平洋戦争が自衛のためだったと物語られる。戦争の進展に応じて、華々しい戦果に強い日本・支配の正当性を想起させる図版から質素倹約・忍耐、蹂躙される正義を訴える記事が増える。プロパガンダや演出でも現実に制約されるようだ。2024/09/10

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