角川選書<br> 装いの王朝文化

個数:
電子版価格
¥1,408
  • 電書あり

角川選書
装いの王朝文化

  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 187p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047035751
  • NDC分類 910.23
  • Cコード C0395

出版社内容情報

装束の文化を知れば、王朝文学がもっとおもしろくなる!衣服は、いつの時代も、着用している人物の位や性格など、様々な情報を示してきた。『源氏物語』『枕草子』などの作品の記述を手がかりに装束の記号性を読み解き、作品の新たな解釈と古典を読む楽しみを味わう!

目次
第一章 社会の呪縛と衣が語るもの
第二章 狩衣と恋が語るもの
第三章 直衣と普段着が語るもの
第四章 人物の衣が語るもの
第五章 時のなかの衣が語るもの
第六章 着替えの衣が語るもの
第七章 親子の衣が語るもの


川村 裕子[カワムラ ユウコ]
1956年生まれ。立教大学大学院文学研究科日本文学専攻博士課程後期課程修了。武蔵野大学教授。著書に『王朝生活の基礎知識―古典のなかの女性たち』『王朝の恋の手紙たち』(角川選書)『蜻蛉日記 現代語訳付き』(角川ソフィア文庫)など。古典の普及に力を注いでいる。

内容説明

王朝の人々は、TPOにあわせて変幻自在に衣服を使い分けていた。またそれは、『源氏物語』や『蜻蛉日記』などの作品のなかで、着用している様子が描かれるだけではなく、他人に贈ったり、わが子のために裁縫したりと、様々な場面を演出する記号として描かれてきた。そんな装束の記号性を頼りに古典作品を読み解き、新たな解釈を提示。古典の読み解きの楽しさを味わう。

目次

第1章 社会の呪縛と衣が語るもの
第2章 狩衣と恋が語るもの
第3章 直衣と普段着が語るもの
第4章 人物の衣が語るもの
第5章 時のなかの衣が語るもの
第6章 着替えの衣が語るもの
第7章 親子の衣が語るもの

著者等紹介

川村裕子[カワムラユウコ]
1956年東京都生まれ。武蔵野大学教授。立教大学大学院文学研究科日本文学専攻博士課程後期課程修了。博士(文学)。活水女子大学、新潟産業大学を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆずきゃらめる*平安時代とお花♪

31
平安朝古典シリーズの著者・川村裕子さんの平安文学でみる装束も実態。ほとんどが夫、子供の着物に関する文を抜粋し装束に込められた想いと制作時間の大変さ。装束を制作するのはいつも突然・・。2017/01/04

syaori

30
王朝装束というと十二単などの女性装束を想像しますが、その影に隠れがちな男性装束に焦点をあてた本。『源氏物語』や『枕草子』『蜻蛉日記』などを引きながら、彼らが身に着けていた衣装が語るドラマ(例えば宇治を訪れる薫大将の装束とその後の行為が宇治人と薫の越えられない身分差を暗示します)を解き明かし、夫や息子のためにその装束の支度をする女性たちの奮闘ぶりも明らかにしてくれます。身分や性格、人との親密度だけでなく、夫や息子の衣装を支度した妻の自負や歓喜など、衣装には様々な物語が隠れていることを教えてくれる本でした。2016/10/17

Hiroh

29
再読(と、気づかずに読んでしまった……)今回印象に残ったのは『源氏物語』髭黒が実はおしゃれで、見方によっては男ぶりのいい格好いい人であること。つい、玉鬘の視点から醜男と見てしまうのは作者の誘導に引っかかっているということなのか? また、オッチョコチョイでいろいろやらかす方弘が、洗練された服を着ていることのおかしみ。2024/03/01

びっぐすとん

18
図書館本。お雛様の優美な衣装にうっとりする3月。衣装の名前や香を焚き染めたり色合わせを楽しむ風習は知っていたけれど、TPOだけでなく相手との上下関係でも変わってくる衣装の選択などが興味を引いた。源氏物語の鬚黒が実はとてもおしゃれな人だったことに気がつかなかった。すっかり玉鬘視点で見てた。裁縫が得意だった道綱母の家族の衣装への意気込みは彼女の誇りだったのだろうな。夫婦仲が悪い分息子に肩入れするのは今と同じ、道綱の勉強にも力を入れれば良かったのに(道綱は残念な大人になった)。女性の衣装のことも知りたかった。2021/03/10

はちめ

7
狩衣の説明で女性をナンパするときようなカジュアルな服としての意味合いがあるとしているが、薫が八宮の留守に宇治を訪問したときに狩衣を着ていたのは、最初からそういう下心があったというニュアンスになる。薫は八宮の厭世風の生き方に共感もしていたが、大君、中君に対する興味も最初から持っていたということではないだろうか。偶然姉妹を見かけて興味を持ったのではなく、最初からこの姉妹も目的の一つだったという解釈が可能になる。 など興味深い内容を含んでいるが、図版が白黒で分かりにくいのが残念。☆☆☆☆2022/04/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11070308
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。