出版社内容情報
生きることを根源から支える霊性とは。仏教者・鈴木大拙。詩人哲学者・井筒俊彦。民藝の発見者・柳宗悦……。生と死の意味を真正面から問うた哲人たちの言葉をたどり、近代日本を貫く霊性の探究を鮮やかに描きだす。
【著者紹介】
1968年生まれ。慶應義塾大学文学部仏文科卒。批評家。読売新聞書評委員、『三田文学』編集長。(株)シナジーカンパニージャパン代表取締役会長。2007年「越知保夫とその時代 求道の文学」で第14回三田文学新人賞評論部門当選。主な著作に、『井筒俊彦 叡知の哲学』(慶應義塾大学出版会)、『神秘の夜の旅』『魂にふれる』『池田晶子 不滅の哲学』(すべてトランスビュー)、『岡倉天心「茶の本」を読む』(岩波書店)、『涙のしずくに洗われて咲きいづるもの』(河出書房新社)など多数。
内容説明
小さな自己を超え、永遠を希求する魂の衝動。この熱き働きを霊性と呼んで探究した近代日本の哲人達が現代に語りかけるものとは。霊性論の先駆者、山崎弁栄。日本的霊性を説いた鈴木大拙。民藝に美と平和の祈りを見た柳宗悦。カトリシズムを超えて霊性を問うた吉満義彦。人々への寄与を哲学の使命と信じた井筒俊彦。ハンセン病者の尊厳を詠った詩人、谺雄二―。日本思想の奥底に脈打つ命と霊性の哲学を探る。
目次
第1章 光の顕現―山崎弁栄の霊性
第2章 大智と大悲―霊性の人、鈴木大拙
第3章 平和と美の形而上学―柳宗悦の悲願
第4章 文学者と哲学者と聖者―吉満義彦の生涯
第5章 コトバの形而上学―詩人哲学者・井筒俊彦の起源
第6章 光と憤怒と情愛―谺雄二の詩学
著者等紹介
若松英輔[ワカマツエイスケ]
1968年、新潟県生まれ。批評家。『三田文学』編集長。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。(株)シナジーカンパニージャパン代表取締役会長。2007年、「越知保夫とその時代」で第14回三田文学新人賞評論部門当選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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