内容説明
「仏心第一、経典第二」と叫び、坐禅を通して仏陀の心を追体験、自身が仏になることを求めた禅の祖師たち。その語録を辿ると、血の滲むような修行と悟りの歓喜、そして「閃電光、撃石火」の禅問答が蘇ってくる―。初祖・達磨の『二入四行論』をはじめ、日中禅宗史を飾る38の禅語録と、西田幾多郎ら禅の哲学者の言葉を紹介。傑出した僧の生き様と固有の禅風を愉しみ、1500年の禅の思想を一望する。禅入門の決定版!
目次
序章 禅の語録を読むために(宗教と聖典;禅の語録とは何か)
第1章 中国の禅僧たちの語録(隋・唐時代の語録;宋・元・明時代の語録)
第2章 日本の禅僧たちの語録(日本の禅語録の特色;空前の新仏教;禅宗の日本化;禅僧たちの面目)
第3章 禅の思想的表現(近代日本禅の先覚者;禅の思想的展開)
著者等紹介
西村惠信[ニシムラエシン]
1933年、滋賀県生まれ。花園大学名誉教授、(公財)禅文化研究所々長。2歳で出家し、臨済宗妙心寺派の僧籍に入る。花園大学仏教学部卒業後、南禅寺僧堂柴山全慶老師に参禅。米国へ留学(キリスト教研究)。京都大学大学院博士課程(宗教哲学)修了。文学博士。花園大学教授、同学長を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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