出版社内容情報
新発見の資料を活かして綴る、「新島八重伝」の決定版。
会津藩士の娘として誕生、鶴ヶ城に篭城して戦い、新島襄と出会い、襄を看取り未亡人となり86歳で亡くなるまで。不屈の会津魂とキリスト教精神を併せ持ち、信念を貫いた八重の一生を、懐古談をもとに描き出す。
内容説明
同志社の創設者、新島襄の妻・八重。幕末の会津藩に生まれ、戊辰戦争の銃撃戦に男装で参加、「会津のジャンヌダルク」と呼ばれる。襄亡き後は、日清・日露戦争で篤志看護婦を務め、「日本のナイチンゲール」と称賛された。ほとんど知られることのなかった八重の生涯を、著者発見の新史料をふくむ、豊富な資料をもとにエピソードで描き出す新島八重伝の決定版。
目次
第1章 八重の生涯(初期 幕末のジャンヌ・ダルクあるいは会津の巴御前―会津若松時代;中期 ハンサム・ウーマンあるいはクリスチャン・レディ―新島襄との夫婦時代;後期 日本のナイチンゲール 会津魂再び―未亡人時代)
第2章 八重をめぐるエピソード(八重と「板かるた」;「明日の夜は」の歌をめぐって;八重歌集抄;前夫・川崎尚之助の新事実;偉大な兄・山本覚馬;日向ユキとの勾留;やんちゃな満坊―教科書に載った新島夫妻;大久保真次郎・久布白落実の見た新島夫妻;八重と裏千家茶道)
第3章 懐古談(男装して會津城に入りたる當時の苦心―懐古談一;家庭の人としての新島襄先生の平生―懐古談二;新島八重子刀自の談片―懐古談三;新島八重刀自壊古談―懐古談四;懐古談集成―懐古談五)
著者等紹介
吉海直人[ヨシカイナオト]
1953年、長崎県生まれ。國學院大學大学院博士後期課程修了。博士(文学)。国文学研究資料館文献資料部助手を経て、同志社女子大学表象文化学部日本語日本文学科教授。専門は平安時代の物語文学・和歌文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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