角川選書<br> 太宰治の作り方

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角川選書
太宰治の作り方

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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784047034860
  • NDC分類 910.268

内容説明

意表をつく決め台詞、軽妙な情景描写、愛らしい女性告白体…。太宰文学は、磨きあげられた技法をもって含羞と傷を描き、私小説とも評される。しかし生きにくさに悩みぬいた作家が繰り返し描きだしたのは、人間ゆえの懊悩の深さを探りだす、巧みな、そして命をかけた小説的造型の、“生きるのが下手な私”だった―。生誕百年を超えてなお愛されつづけるその人と作品の核心に、数々の評伝を生みだした津軽生まれの著者が迫る。

目次

第1章 「私」とは誰?(三十代で死んだ先輩作家たち;「N君」の町にある文学碑 ほか)
第2章 「女は、死んだ」(下宿の二階で最初の自殺未遂;「もう書くことがないから死んだ」 ほか)
第3章 「私」の小説(本州の袋小路を訪ねる;酒を飲みたくて回り道 ほか)
第4章 太宰流小説術(「私」が主人公の嘘;一人称告白体を磨く ほか)
第5章 津軽から(タケとの“再会”の真実;「愛」と「賞賛」を受ける器 ほか)

著者紹介

田澤拓也[タザワタクヤ]
1952年、青森県生まれ。早稲田大学法学部・第一文学部卒。出版社勤務をへてフリーに。『ムスリム・ニッポン』(小学館)で第四回二一世紀国際ノンフィクション大賞優秀賞。『空と山のあいだ―岩木山遭難・大館鳳鳴高生の五日間』(角川文庫)で第八回開高健賞。近年は青春野球小説『タッチアップ』(エクスナレッジ)などフィクションに新境地を目ざす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)