角川選書<br> 神と仏の出逢う国

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角川選書
神と仏の出逢う国

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  • サイズ B6判/ページ数 262p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047034495
  • NDC分類 162.1

内容説明

神道はユーラシア大陸の東の果てで自然発生的に生まれ、形成されてきた日本人のしきたりだ。6世紀に仏教が日本に伝来すると、神と仏は寄り添い、民間信仰などを取り込み、日本独自の神仏観をかたちづくってきた。日本文化の底流を成す神仏習合の歴史を見直し、社会不安に満ちている現代で、平和に向かって何ができるのか。新しい日本的霊性を見出し、その可能性を問う。

目次

第1章 神と仏の原理的違いと習合化のメカニズム―神神習合から神仏習合への流れ(法螺貝から始まる;「神」と「仏」の出逢い;春日大社「おん祭」;「神=カミ」と「仏=ホトケ」の原理的違い;「神道」と「仏法」;『古事記』と『日本書紀』と『風土記』)
第2章 古代律令神道・律令仏教から中世神道・中世仏教へ(記紀神話の成立とその要点;「神道」とは何か;外来宗教としての仏教;七世紀の宗教革命;最澄と空海;霊的国防都市としての平安京;古代世界の崩壊と中世世界の始まり)
3章 中世における神と仏(伊勢神道の成立と特徴;吉田神道の確立と特徴;神国思想と豊臣秀吉及び徳川家康の切支丹禁止政策と鎖国)
第4章 国学(古学)と幕末維新期の神道と仏教(古代神話―調停的・分治的一者の確立;中世神話―根源的・個的一者の確立;近世神話―仮構的・内向的一者の確立;近代神話―対抗的・外交的一者の確立;柳田國男と折口信夫の民俗学と「新国学」)
第5章 神仏分離(判然)から神仏共働へ―新神仏習合の時代へ(五つの神話とその現代的意味;戦争と平和;戦後神話、柳田國男と折口信夫の新国学再論と霊性の立場;今日問われる日本的霊性)

著者紹介

鎌田東二[カマタトウジ]
1951年、徳島県阿南市生まれ。國學院大學文学部哲学科卒業。同大学院文学研究科神道学専攻博士課程単位取得満期退学。現在・京都大学こころの未来研究センター教授、京都造形芸術大学客員教授。宗教哲学・民俗学・日本思想史・比較文明学などを幅広く研究。十七歳で聖地巡礼に目覚め、以来四十年以上にわたり、国内外の聖地を参拝して回る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)