角川選書<br> 日本風景論

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角川選書
日本風景論

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  • サイズ B6判/ページ数 280p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047034426
  • NDC分類 291.09
  • Cコード C0395

内容説明

寺社をめぐり、島に渡り、山を仰ぎ見る。乗り物に運ばれるのではなく、自分の足で歩く旅がしたい。敬虔な気持ちでまわりをよく見て、こまかいことに気をつけ、土地の人の言葉に耳をすます。伊勢神宮、宗谷岬、気比の松原、こんぴらさんの石段、那智の滝、隠岐の島、四国の遍路道、桜島、富士山―。デイパック一つを背中に日本各地を足まめに歩いた著者が、あるべき風景の原点に触れ、歩く旅の魅力をあますところなく綴った、滋味あふれるエッセイ。

目次

第1章 水の記憶(水の記憶;誕生記―神社(三重県伊勢) ほか)
第2章 穴の記憶(穴の記憶;鎮守府開庁―坂(広島県呉) ほか)
第3章 島の記憶(島の記憶;幻の獣―滝(三重県那智) ほか)
第4章 像の記憶(像の記憶;お経と号令―寺町(香川県善通寺) ほか)

著者等紹介

池内紀[イケウチオサム]
1940年、兵庫県姫路市生まれ。ドイツ文学者、エッセイスト。著書に『海山のあいだ』(講談社エッセイ賞・角川文庫)、『ゲーテさんこんばんは』(桑原武夫学芸賞・集英社文庫)、訳書にゲーテ『ファウスト』(毎日出版文化賞・集英社文庫)、『カフカ小説全集』(全六巻、日本翻訳文化賞・白水社)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雲をみるひと

30
各地の風景を論じたもの。取り上げられている地域は大枠テーマ別に分類されているが、テーマを論じているより地域そのものを論じているように思える。わかりやすい章もあるが、作者の思考について行けていないと感じる章もあった。そもそも理屈が勝った作者ではあるが、当該論述スタイルにすることでエッセイスタイルよりも理屈っぽくなるように思えてしまう。2021/09/21

ophiuchi

5
石巻市の町を遠望した写真に津波で跡形もなく破壊されてしまった街並みが・・・ この人の紀行文は好きなので、これからも続いて欲しい。2011/07/17

takao

1
ふむ2020/12/03

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