出版社内容情報
1956年、突如世界の若者を熱狂の渦に巻き込んだ、エルヴィス・プレスリーの存在。死後も世界にメッセージを伝える彼は何をなしとげ何を人々に残したのか。奇跡の人生に迫る、アメリカ文化の視点による鋭い分析。
内容説明
1954年、人種差別が激しいアメリカ南部で一人の白人青年の声が発せられた。黒人音楽をルーツにもつ彼の叫びは人種融合へのエネルギーとなり世界を変えていった。激しい社会変動のなか、典型的なアメリカン・ドリームの体現者となったエルヴィスは、何を成し遂げ何を残したのか。当時の文化・社会の分析を通してスリリングに読み解く。
目次
第1章 こんな危険な音を!(一九五四年、メンフィス)(一枚のレコードの衝撃;おそるべきアメリカ南部の人種差別 ほか)
第2章 エルヴィスが社会を動かした(一九五〇年代)(若者世代の台頭;ロックンロール全盛と南部社会 ほか)
第3章 永遠なるものを求めて(激動の一九六〇年代)(エルヴィス、再び王座に;一九六〇年代のアメリカとエルヴィスの自己探求 ほか)
第4章 全体が一つのゴスペルだったコンサート(コンサート時代)(最強のステージ・パフォーマー;深まる社会不安と脅迫状 ほか)
第5章 最後のアメリカン・ヒーローその栄光と死、そして復活(ロマンティックなアメリカ南部神話;南部騎士道物語のプリンセス誕生 ほか)
著者等紹介
前田絢子[マエダアヤコ]
東京生まれ。フェリス女学院大学教授。アメリカ文学・アメリカ文化専攻。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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