角川選書<br> ゴードン・スミスの見た明治の日本―日露戦争と大和魂

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角川選書
ゴードン・スミスの見た明治の日本―日露戦争と大和魂

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  • サイズ B6判/ページ数 246p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047034112
  • NDC分類 210.67
  • Cコード C0321

出版社内容情報

明治期の日本に暮らしたイギリス人博物学者ゴードン・スミスは戦勝祈願に石清水八幡宮を訪れる何千もの群衆に、何よりも秩序と規律を重んじて行動する日本の武士道精神を見いだす。お抱え絵師による挿絵や写真とともに綴る明治の貴重な記録。

内容説明

「いつも日本を離れるとなると悲しい思いがする」と日記に綴り、今も神戸の地に眠るゴードン・スミス。大英博物館の標本採集員として来日、採集や狩猟の日々で遭遇した、戦勝祈願に石清水八幡宮を訪れる何千もの群衆。そこには何よりも秩序と規律を重んじて行動する日本人の姿があった。各地を訪れ数多くの昔話や伝説を収集し、絵師に挿絵を描かせたことでも知られるスミスの、明治の日本を浮き彫りにした貴重な記録。

目次

1 八幡宮への戦勝祈願
2 戦争の勃発
3 銃後の人々
4 日本の兵士たち
5 戦場からの便り
6 バルチック艦隊
7 日本兵とロシア兵の捕虜
8 日本人の戦争観
9 スミスの社会活動
10 日露戦争後のスミス
スミスの日露戦争―エピローグ

著者等紹介

伊井春樹[イイハルキ]
1941年愛媛県生まれ。広島大学大学院博士課程。大阪大学大学院教授、人間文化研究機構理事を経て、現在は国文学研究資料館館長。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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風見草

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博物館の資料収集のため来日し、神戸を拠点に活動したゴードン・スミスの日記をもとに、日露戦争下の市井を描いています。動員された兵士による粗暴犯が少なく規律が高いと評価しています。また、市井の人々とともに日本を応援してしまったり、そのためか信用されて戦地からの手紙を預かったりと、当時の市井の人々との交流も特徴となっています。外国人から見た戦争下の市井の日本人を描いたという点で、面白い本だと思います。2009/09/10

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