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角川選書
モダニズムのニッポン

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  • サイズ B6判/ページ数 280p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047033955
  • NDC分類 210.69
  • Cコード C0336

内容説明

1920年から30年代、大正・昭和初期は生活文化の転換期であった。都市化が進み、大量生産・消費社会の到来によって電化・機械化が進展し、「モダン」という言葉に代表されるような、今日につながる価値観やライフスタイルが全国にひろまった。それに伴って、大量に流通したカタログやチラシ、パンフレット、絵葉書などの、いまでは希少となった雑資料を手がかりに、「モダニズム」の都市文化や人びとの生活ぶりを紹介、当時の雰囲気を再現する。

目次

1 電化がひらくモダニズム(電気と科学がひらく時代;電波の図像 ほか)
2 旅行と観光のモダニズム(モダン東京、帝都遊覧事始め;水の都、大阪を行く ほか)
3 はじまった「近代生活」(文化サロンとしてのカフェ;ラジオ体操 ほか)
4 広告のモダニズム(幻のオリンピック商法;ニコニコ主義とイベント ほか)
5 都市と社会のモダニズム(盛り場のモダニズム;河畔の摩天楼 ほか)

著者等紹介

橋爪紳也[ハシズメシンヤ]
1960年、大阪市生まれ。大阪市立大学都市研究プラザ教授。京都大学工学部建築学科卒業、京都大学大学院工学研究科修士課程・大阪大学大学院工学研究科博士課程修了。建築史・都市文化論専攻。工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なかち

1
震災からわずか数年で都内遊覧バス登場。カフェには知識人が集まる。大阪から始まって全国に広まったラジオ体操。大正時代から子どもと女性が洋装になる。女性の社会進出が進み、バスガールやエレベーターガールなどガール職業が流行る。金を払ったらキスしてくれるキスガール。デザインは流線型がカッコいいととブーム。女性の断髪に洋装は不良だとされた。大学の弁論部に頼んで国勢調査の重要さを説く演説をさせてた。2010/10/08

ぎんしょう

0
モダニズム時代の、実際のチラシやパンフレットなどを通して当時の人々の様子を夢想する。バラバラに語られているけど、各々興味深かったり、そうでもなかったり。2012/02/08

yanapong

0
大正〜昭和初期の様々な紙モノ資料に見るモダニズム。大阪の話題が多め。2012/01/17

Lieu

0
大正・昭和初期の都市生活の雰囲気が味わえる本。著者は建築の研究者で、文学・芸術のモダニズムではなく、カタログやチラシに現れる暮らしの中のモダニズムに目を向ける。なんと言っても都市化と電化の時代である。この時代、カラーテレビの出現が予見されていたのが驚き。2019/10/27

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