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角川選書
日本文化論―美意識と歴史的風景

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  • サイズ B6判/ページ数 310p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047033429
  • NDC分類 210.04

内容説明

日本に固有の文学が生まれたのは、都が京都へ遷されてから後のことである。そして、国風文化を自覚させ、詩情を育む土壌となったのは、穏やかではあるが千変万化する繊細な京の風光であった。しかし、その根底に流れていたものは何だったのか―。平安から幕末に至る京都周辺の歴史と風景から、日本人の美意識の変化やその内奥に迫る、著者自選による唯一の“日本文化論”。

目次

青の章 日本人の美意識(大津の庭;禅と庭 ほか)
朱の章 歴史と風景(草庵の孤独と風雅;太平の世の処し方 ほか)
白の章 日本人の内奥(神話と水のロマン―平安奠都以前;柳並木がうるわしい都大路・平安京 ほか)
玄の章 近代への志・時代の楽天性と滅びの美学(幕末と現代―高杉晋作をきっかけにして考える;混迷の時代をひらく楽天主義 ほか)

著者紹介

奈良本辰也[ナラモトタツヤ]
1913年山口県生まれ。京都大学卒業後、立命館大学教授などを務めたが、大学紛争時にアカデミズムの閉鎖性を批判し辞職。1971年に「奈良本歴史研究室」を創設、在野の歴史学者の立場を貫き、歴史学の常識を打ち破ろうとした、行動する歴史家。被差別部落研究の先駆者でもある。2001年3月、八十七歳で他界